春ですが、気を引き締めたい春です。

桜の開花宣言もされ、すっかり春となりました。

同じ九条通りに面している東寺さんでは、枝垂桜のライトアップが始まり、

お花見が美味しい(?)季節です。

もっとも、今年はあまり浮かれてはいられない状況ですので、

色々な意味で、後悔しないよう、業務に差しさわりが出ないように春を愛でたいと思います。

さて、春、サクラサクと言えば、各種試験・検定の合格報告も花を咲かせてくれます。

当院で働く視能訓練士達も、昔・昔・その昔、緊張の面持ちで国家試験を受けて、

合格し、今の仕事をさせて頂いております。

新しく視能訓練士になった人たちが日本中の臨床現場(病院・医院)で、華々しくデビューする季節も、春です。

もっとも、当院ではこの春も特に新しい人事はなく、ご来院いただく皆様におかれましては、

いつものメンバーが心よりお待ちしております。

少しだけ、春らしい変化があるとしたら、四月中旬から、視能訓練士の研修生がやってくることでしょうか。

実は、昨年も研修生はいました。

4月の中旬以降、壁に張り付いて立たされている人間・・・それが実は研修生で、検査や訓練実技の見学をしております。

時には、当院のこわ~い鬼教官に注意を受けたり怒られたり(?)して、涙している姿を見ることがあるとか・・・ないとか・・・?。

ですが、どうぞ、あまりお気になさらずにお過ごしください。

実際、検査の見学をさせて頂くとしても、見ているのはあくまでも検査手法や手技です。

つまり、見ているのは検査員の手先・指先です。

患者様のお顔を、不躾に拝顔しているワケではございません。

業界の先輩に怒られる経験も含めて、ヒヨコが立派な若鳥に成長する過程と思って、

ご了承いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

 

さて、昨年の研修生たちから、春のサクラサク報告が聞けることも楽しみです。

 

ORT385

京都ロービジョンネットワーク

花粉の存在をすっかり忘れそうな3月半ばですが、花粉もしっかり飛んでいるようです。

目のかゆみには、激しく目をこするのではなく、眼科受診を忘れずにお願い致します。

さて、最近巷で話題なものと言えば・・・

 

『各地のロービジョンネットワーク』でしょうか?

京都にも『京都ロービジョンネットワーク』というものがあります。

ホームページによれば、

「京都府内の医療、教育、福祉及び視覚障害当事者団体が連携し、見えにくい・見えない方へ、支援に関する情報を提供することで、その方の生活の困難さを取り除き、その方が望む生活を実現することを目的とした会」

とのことです。

少し繊細な話題なので、うまく表現できるかわかりません。お目汚しの程、深謝致します。

見えにくくなるという事による精神的ダメージや不安感は、計り知れないものがあります。

もちろん、治療は全力を尽くします。我々の目の前にある「病気」に全力で挑むのは医療従事者の当たり前の責務だと考えます。

しかし、患者さんの立場に立ってみることも忘れません。

今、その人の直面しているのは、目の病気というより、

“生活の中の不自由さ”というものかもしれません。

眼科で働く医療従事者として、その『不自由さ』も可能な範囲で減らしていきたいと考えるものです。

が、しかし、そのためには、眼科医学の知識だけでは立ち向かえない事が多くあります。

見えにくい中での生活には、経済的・社会的・教育的・・・いろいろな分野からの配慮が必要だからです。

そこで、京都にある福祉や教育、それぞれの分野のエキスパート(関連団体・施設)たちが集まって、

それぞれの得意分野の情報を、見えにくい当事者に、分かりやすく提供する・・・というのが、

『京都ロービジョンネットワーク』です。

大阪や兵庫・滋賀県などにもこういった、見えにくい方の“生活”を総合的に支援するためのネットワークが作られているようです。

この動きは、日本国内にどんどん広まってきています。

見えにくいことから生まれる、【生活の不自由さ】。

どこに相談したらいいのか判らない。眼医者で聞いても無駄だろう・・・。

確かに、眼科では分からないことも多々あります

しかし、もしかすると、その分野を専門とする団体・施設と出会うための最初の一歩は、

ご紹介できるかもしれません。

例えば、外出時に一人で出歩くのが不安な時は、

ガイドヘルパーに援助をお願いすることができるかもしれません。

例えば、今使っている虫眼鏡でも文章を読むのが難しくなってきたときには、

もう少し、高倍率の(一言でいえば上等な?)虫眼鏡をご紹介できるかもしれません。

虫眼鏡と言っても、電気がつくもの、そして電気の色にも種類があります。

サイズの大きいもの小さいもの、据え置き型に手持ち式などいろいろあります。

iPadやiPhoneだって、実は虫眼鏡代わりに使うことができるのです。

本が読みにくくなっても、音声で読み上げてくれる道具もあります。

眩しくてカスミが強い場合は、不要な光のみを遮断してくれる遮光眼鏡が良いかもしれません。

食事の時に食器の色を工夫するだけで、味気ないものだったお食事が楽しい食事に変わることもあります。

自分の生活に取り込んで便利になるかどうかは、実際に触れて体験してみることが大切だと思います。

実際に体験する場所をご紹介できるのが、京都ロービジョンネットワークの力だと思います。

パンフレットもありますので、ご希望の方はスタッフまでお声がけいただければと思います。

 

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眼科にもサンタさんが来たようです

大内眼科の先生方やスタッフでクリスマスパーティをしました。

非常勤のDr.から三条木屋町のタルト屋さんのフルーツタルトケーキをいただきました。

素晴らしく美味しくいただきました。ありがとうございます。

そして、美味しい鳥さん、ありがとう!

この世界に鳥さんがいてくれてよかった・・・。

 

ORT385

コンタクトレンズご注文に関するお知らせ

あと数日でクリスマスです。

ということは、あと数日間、賢い子にしていればサンタさんからプレゼントを頂けるのですね。

お子様の皆さん、あと数日だけでも賢いいい子で頑張りましょう

どこかに住まわるサンタ様、たとえ1週間限定でも【良い子は、良い子】です。

プレゼント差し上げていただけると信じております。

ちなみに、我が家ではサンタはなかなかいらっしゃらず、

季節関係なく、時々、サタンが降臨してまいります・・・。

どうぞ皆さま、靴下は丸まった状態ではなく、伸ばして洗濯機、もしくは所定の場所へ・・・。

閑話休題

コンタクトレンズのご注文に関するお知らせです。

年内に確実に商品のお受け取りをご希望の方は、12月25日までにご注文頂きますようお願い申し上げます。

各コンタクトレンズメーカの年末年始のお休みと、当院の年末年始のお休みの兼ね合いを考えますと、

25日の夕診までがリミットと思われます。

乱視用・遠近両用・ハードコンタクトレンズ・その他のサークルなどの特殊レンズご希望の場合は、

ぜひ、お早めにご注文下さい。

 

ORT385

スマホやタブレットと上手に付き合うために その1

すっかり、寒さが身に染みる時期になりました。

今月は、新しいタイプの遠近両用コンタクトレンズが新発売になります。それに伴い、新しい使い捨てコンタクトレンズの勉強会に参加させて頂きました。

コンタクトレンズというと、若い人向けと思われるかもしれませんが、最近は、サークルタイプ・カラータイプと呼ばれる使い捨てレンズにも『遠近両用タイプ』が登場したりして、OVER 40’sでもコンタクトレンズ生活を楽しむ時代であることは間違いありません。

日本経済新聞さんの2018.05.28の電子版の記事によると、日本の人口ボリュームゾーン(一番多い世代)は、40代~60代ということで、遠近両用コンタクトレンズを必要とする年齢層と合致しているそうです。

「今までコンタクトレンズをしていたけれど、老眼が出てきてから眼鏡に変えた」・・・という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

平成の後半ぐらいから遠近両用コンタクトレンズはかなり進歩してきています。

コンタクトレンズ生活を続けたい、またはコンタクトレンズに戻りたい大人の皆様のご期待にそえる商品があるかも知れませんので、まずはお試し頂ければと思います。

また、現在いくつかのメーカー様が初めての遠近両用コンタクトキャンペーンをしてらっしゃいます。詳しくは、コンタクトレンズ・オーウチのTwitterでもご確認ください。

特に、その進歩を感じるのが、

長時間のスマホ・タブレット・パソコンなど操作でお疲れ気味の目のために

『アシスト』効果

を持たせた疲れ目対策コンタクトレンズです。

これは、ハードコンタクトレンズでも、使い捨てソフトコンタクトレンズでも販売されています。

お財布を忘れても、スマホにアプリがあればお買い物は問題ありません。

定期券ではなく、スマホで改札をタッチして電車に乗ることもできます。

便利で、大切なスマホですが、この操作をするために、私たちの目は無意識のうちに

目の中にある毛様体筋という筋肉にギュッと力を込めて水晶体という部品の厚みを調整してピントを合わせるという行動をとっています。

つまり、スマホを見ているときは、私たち毛様体筋は力をこめっぱなしの状態です。

空気椅子や腹筋・スクワットを連続して1時間してみるとして、足やお腹の筋肉が疲れないはずがありませんよね。

目の筋肉だって、お疲れメさま~なのです。スマホ画面が近ければ近いほど、スマホを見る時間が長ければ長いほど、毛様体筋は強い力を籠め続けなければならない状態なのです。

その昔、VDT症候群(Visual Display Terminal症候群)と呼ばれる目の状態が話題になることがありました。当初は、パソコン画面が主たる問題だったのですが、その問題が解決する前に、スマホ・タブレットという新たなるデバイスの問題が増えてきました。

その結果、【スマホ老眼】という新しい言葉が生まれました

毛様体を酷使した結果、ピントを調節する機能に障害が生まれている状態です。

本来、“老眼”は、40代前後に多い年齢的な調節機能の低下により起こる症状ですが、

スマホを長時間見たことにより、老眼世代ではない若い方たちに多く見られる症状がスマホ老眼です。

睡眠をとったり、目を休めても疲れが残る『眼精疲労』や肩こり・頭痛・眼痛などの症状として現れるときもあります。

更に無理を続けてひどい症状になるとスマホ老眼どころではなく、物が2重に見える斜視を発症する場合もあります。

そうならない為には、スマホと良好なお付き合い・・・

1)連続した長時間の使用はお控えください。10分に1・2秒で結構です。遠くをボーっとご覧ください。

2)スマホとの近すぎる関係は、NGです。スマホをもって画面を見るときは、ヘソの位置!!くれぐれもアゴの位置やムネの位置でのご使用はお控えください。

3)今の目にあった眼鏡やコンタクトレンズをご使用ください

4)最後に、スマホをあっちに置いてきて、チャンと寝る!(できましたら、このブログは最後までお読みください)

ほかにもいろいろありますが、一番簡単な4つの掟は、以上です。

4つの掟を全て実行するのは難しい、という皆様の強い味方が、

アシスト効果のあるコンタクトレンズや眼鏡です。別名『低加入レンズ』とも呼ばれます。

遠くを見るための度数と、近くを見る時に毛様体筋に無理をさせずに見える度数を加入させることで、目の負担を軽減しようとするレンズです。

当院ではこのタイプのレンズを、眼鏡レンズ・一日使い捨てコンタクトレンズ・2週間使い捨てコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズと取り揃えております。

詳しくは、スタッフにご相談ください。株式会社シード様作成の詳しいパンフレットもございます。

今の時代、目の負担に年齢は関係ありません

に負担の少ない優秀なレンズを使って、快適で健康的なスマホライフを過ごしていただきたいと思います。

また、受験生でスマホを操作している時間のない、分一秒を勉強に頑張る学生の皆様にもお使い頂けるレンズとなっております。

因みに、個人的な話で恐縮ですが、私、“ガラケー持ち”で、連絡はメールか有料通話、スマホで「ピッ」というお支払いに全く縁がなく、最近「ガラケーの修理・製造を終了します」という通信会社様からのお知らせを頂き、心まで寒い今日この頃でございます。

 

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オルソケラトロジー療法お問い合わせについて

すっかり秋から、冬の気配も感じる季節になりました。

東寺さんの銀杏も黄色い色が美しくなってきました。

夜間のライトアップも12月8日まで行われるようですが、今が見頃をという感じです。

さて、オルソケラトロジー療法に関するご質問・お問い合わせを多数いただきます。

新たにオルソケラトロジーをご希望の方のみならず、

最近は、他院、または他国でオルソケラトロジーをすでに処方されていて、

レンズの経年劣化や紛失による再作製ご希望の方もいらっしゃいます。

オルソケラトロジー未経験の方は、まず、レンズの装用体験から始まるのですが、

経験者の方は、すぐにレンズ処方の工程に入らせて頂くことになります。

そこで、経験者の方にお願いがございます。

スムーズな処方のために

①現在使用中のオルソケラトロジーレンズの規格(データ・メーカー名・処方時期)などのわかる資料をお持ち下さい。もっともスムーズに処方をお受け頂けます。

②現在使用中のレンズの規格が判らない場合は、レンズ装用をいったん中止し、角膜の状態を自然な形状に戻してから処方となります。その際、できれば1か月、最低でも2週間の装用中止をお願いいたします。そうすることで、レンズの処方誤差や視力不良の可能性を減らすことが可能です。

③とはいうものの、レンズ装用中止などできない場合がほとんどではないでしょうか?その際は、ご相談のうえ、貸出眼鏡や使い捨てソフトコンタクトレンズの一時使用後の3日間装用中止など、皆様の日常生活が不便にならないような工夫をさせて頂きたいと思います。お電話やご来院の上、ご相談頂ければ幸いです。

どの場合でも、現在使用中のオルソケラトロジーレンズもお持ちください。

そもそも、オルソケラトロジーレンズの寿命は大体2年と考えます。

それ以上の年月の使用においては、レンズの傷のみならず、特に汚れが目立つようになります。

経年劣化したレンズを装用するのは、重篤な角膜感染症を引き起こす可能性があり、睡眠時に装用するに適していないことが多いと思われます。

実際、他院さんで処方され、2年以上使用しているひどく汚れたレンズを洗って、洗って、洗っても汚れが取れずに諦めて頂くようにお願いしたこともあります。

そして、汚れたレンズを使用している方の多くは、悲しくも”定期検診未受診”だったりするのです。

当院では、毎日のお手入れに、こすり洗いとタンパク除去・ヨード消毒をお願いし、定期検診の度にスタッフがレンズのチェックと洗浄も致しますので、そこまでの汚れたレンズに出会うことはほとんどありません。

それでも、経年劣化からは逃れられません。

定期検診を必ずお受け頂けますよう、また、2年をメドに定期的なレンズ交換をお考え頂きますよう、オルソケラトロジーレンズを装用の皆様にお願い申し上げます。

 

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運動会で活躍するのは、運動神経だけではありません

各学校さんの運動会シーズンがやってきました。

保育園や幼稚園、小学校・中学校の運動会で、精いっぱい頑張る子供さんたち。

勝っても負けても、みんなにMVPをあげたくなるような熱戦が繰り広げられているのは、

国際大会中のラグビー・バレーボールや陸上だけではありません。

運動会の持ち物に、お弁当・水筒・カメラ・日焼け止め・帽子のほかに、眼鏡もお忘れなく。

何といっても卒業年度のお子様をお持ちの保護者様の皆様、お子様方の入園当初や入学当初の姿を思い出したりして、お子様の成長に感動の涙腺崩壊・・・なんてことも有るかも知れませんね。

感動が引き起こす涙腺崩壊状態に意外と弱いのがコンタクトレンズです。

涙と一緒に流れて外れてしまうなんてこともよくあります。

スペアのコンタクトレンズ、または眼鏡をご持参いただくと、その後の競技もしっかり参観・応援できると思います。

感動を思い出の中に、スペアのコンタクトレンズと眼鏡はカバンの中に。

スポーツの公式戦がたくさん行われるのもこの季節です。

バレーボール日本代表として活躍する鍋谷友理枝選手が、試合中にゴーグルを着用しているのをご存知でしょうか?

ゴーグルは、強烈なアタックから眼球を守るには、非常に適した道具です。

ほかにも、サッカーボールや野球・ソフトボール・テニス・バドミントンなどの強烈なボールやシャトルなどの外傷から眼球を守ってくれます。

眼球の外傷・打撲した場合、眼球の角膜の擦過傷を起こすだけでなく、網膜振盪という状態になることがあります。

打撲により、目の奥にある網膜の中心部分(黄斑部)にむくみ(浮腫)を起こす状態です。

眼底の写真を撮ると,黄斑部が乳白色に混濁して小さな出血も伴っていることがあります。

腕や足を何かにぶつけたとき、あざができるのと少し似ているかもしれません。

数日から2~3週間で治り,後遺障害は残らないことが多いのですが、眼の奥で起こるため,湿布は貼れません。しばらく安静にしていただくこともあります。

とはいえ、至近距離でボールにぶつかるなどの外傷が強いときは,黄斑に穴が開いたりすることもありますので、目を外傷から守ることは非常に重要な事なのです。

スポーツの秋を楽しむために、コンタクトレンズと眼鏡に、ゴーグルという選択肢も一つ覚えて頂けると嬉しいです。

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消費税増税による価格変更のお知らせ

ここ数日、雷様がゴロゴロと派手な音楽を奏でております。せっかく乾いた洗濯物が泣き出しそうです。

関東では台風の余波も大きく、数日にわたる大規模な停電などもおきているようです。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

体を水で拭くだけでも気化熱の発生により皮膚表面の温度が下がるという話を聞きました。

熱中症にくれぐれも気を付けて頂きたく存じます。

さて、10月1日より消費税の増税により、対象商品の価格が変更されます。

コンタクトレンズはもちろん、ケア用品、眼鏡商品、保険外点眼薬などが対象です。(詳しくはスタッフにご確認ください)

特に、今月末は日本中のコンタクトレンズユーザー様の商品注文が、各コンタクトレンズ会社様に殺到する恐れがあります。駆け込み需要というのでしょうか。

その場合、商品の発送の遅れや欠品などにより、皆様のお手元にお届けするのに時間がかかる可能性があります。

当院の商品在庫も、沢山の方の大量購入に対応できるほどの力はございません。

納品が遅れて、消費税10%になっちゃった!・・・なんてことにならないように。

消費税増税前の駆け込み購入ご希望の場合は、できるだけお早めにご注文頂けますようお願いいたします。

なお、大量にコンタクトレンズの購入をしたとしても、コンタクトレンズの定期検診は3か月に一度のペースでお願いいたします。

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日本コンタクトレンズ学会に参加してきました

9月も半ばだというのに真夏の暑さが続いています。

古い話になるのですが、7月に京都で開催された日本コンタクトレンズ学会に参加してきました。

各社の自慢のコンタクトレンズ、並びに関連製品の情報を提供してくださいます。

と同時に、コンタクトレンズにまつわる学術的な研究の発表や、臨床で出会った珍しい症例・事象の発表などがありました。

さらに、各シンポジウムではコンタクトレンズの新しい未来の可能性について解説が有ったり、

未成年へのオルソケラトロジー矯正法の効果と注意点などの解説がありました。

当院でも、オルソケラトロジー療法を行っていますが、その際に需要視しているのが、

「ガイドラインの順守」です。

ガイドラインというのは、治療に関わる基準を記したもので、法的な効果があるものではありませんが、非常に重要なものです。

いい加減な・危険なコンタクトレンズの処方を行ってはいけない。当たり前のことが当たり前に書かれている文章です。

特に、寝ている間に装用するコンタクトレンズであるオルソケラトロジーは、常に清潔を保つために、正しいケアと装用方法、そして3か月ごとの定期検査の順守は、当たり前の事だけれど非常に重要だと考えます。

定期検診では、オルソケラトロジーの効果を見るだけではなく、レンズそのものの劣化や汚れの有無も、慎重に、一つ一つを、顕微鏡で拡大して確認させて頂いております。

その中で、実際に、装用者ご本人は気付かなくとも、レンズの欠けや汚れの蓄積などの不具合を発見することは少なくありません。その都度、適切な対処を行います。

また、いくらオルソケラトロジー療法をしていてもゲーム遊びや学習時の姿勢が悪く、且つ、長時間連続の近見作業では、近視進行抑制効果は期待できません。

お外遊びの重要性や勉強中・読書中・ゲーム中の姿勢などについても、これでもかッというほど、こうるさくお話しさせて頂きます。

やかましい眼科だと思われるかもしれませんが、子供さんの目を守るためにご理解いただければ幸いです。

学会が目白押し

梅雨の晴れ間というのでしょうか、洗濯日和の暑い一日です。

さて、先々週の土曜日には浜松で斜視弱視に関する学会に参加してきました。

当院の弱視斜視外来担当の井田医師も一緒で、乳児内斜視に関して、演者の先生に積極的に質問されていました。

今後も、いくつかの学会が開催されます。

1つは、日本白内障屈折矯正手術学会

もう一つは、日本コンタクトレンズ学会です。

両方とも京都での開催で、どちらも市民公開講座が開催されるようですので、ご案内させて頂きます。

6月30日(日曜日)に国立京都国際会館で開催されるのが、日本白内障屈折矯正手術学会主催の

【市民公開講座『健康な目で快適なライフを』】です。

時間は、14時~15時30分です。

7月5日(金曜日)に国立京都国際会館で開催されるのが、日本コンタクトレンズ学会主催の

【市民公開講座『輝いている眼を』】です。

時間は、14時15分~15時15分です。

詳しくは、各学会のホームページをご確認ください。

なお、学会参加に伴いまして、

7月6日(土曜日)の大内景子院長の診察は休診となります

弱視斜視外来の井田医師の診察と、一般外来の丸山医師の診察は通常通りです。

大変申し訳ありませんが、ご了承いただければ幸いです。

新しい技術や知識を習得するために週末も頑張ります(*^▽^*)。

 

ORT385