Monthly Archives: March 2020

マスクはそのままで

土曜日の夜8時は、【全員集合派】でした。

タケちゃんマンも見たかったし、あ~みだくじ~も歌ってましたけど、

子供心に、収録を生でみてみたい。一度でいいから『しむら~うしろ、うしろ~っ。』って会場で叫びたいと思っていた子供です。

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、当院でも様々な感染対策を行っています。

また、マスクをして来院いただく患者さんも多くいらっしゃって、お手持ちのマスクもそう多くはないのではないかと推測する中での、皆様の感染予防のご協力に心より感謝申し上げます。

一部の特殊な状況を除き、基本的にはマスク着用のままで診察室へお入り頂くことに、当然ですが、何の咎めもありません。

どうぞそのまま、マスク着用のままで診察室にご入室ください。

マスクをしたままでは失礼に当たるのではとお気遣い頂くこともあるのですが、皆様の命を守るための大切なマスクです。

お気兼ねなくそのままでどうぞ。

検査の際も、一部の検査を除き、マスク着用のままで検査可能ですので、基本的には外していただく必要はございません。

必要な場合のみ、検査員がお声がけさせて頂きますので、その際はご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 

皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。

 

ORT385

 

春ですが、気を引き締めたい春です。

桜の開花宣言もされ、すっかり春となりました。

同じ九条通りに面している東寺さんでは、枝垂桜のライトアップが始まり、

お花見が美味しい(?)季節です。

もっとも、今年はあまり浮かれてはいられない状況ですので、

色々な意味で、後悔しないよう、業務に差しさわりが出ないように春を愛でたいと思います。

さて、春、サクラサクと言えば、各種試験・検定の合格報告も花を咲かせてくれます。

当院で働く視能訓練士達も、昔・昔・その昔、緊張の面持ちで国家試験を受けて、

合格し、今の仕事をさせて頂いております。

新しく視能訓練士になった人たちが日本中の臨床現場(病院・医院)で、華々しくデビューする季節も、春です。

もっとも、当院ではこの春も特に新しい人事はなく、ご来院いただく皆様におかれましては、

いつものメンバーが心よりお待ちしております。

少しだけ、春らしい変化があるとしたら、四月中旬から、視能訓練士の研修生がやってくることでしょうか。

実は、昨年も研修生はいました。

4月の中旬以降、壁に張り付いて立たされている人間・・・それが実は研修生で、検査や訓練実技の見学をしております。

時には、当院のこわ~い鬼教官に注意を受けたり怒られたり(?)して、涙している姿を見ることがあるとか・・・ないとか・・・?。

ですが、どうぞ、あまりお気になさらずにお過ごしください。

実際、検査の見学をさせて頂くとしても、見ているのはあくまでも検査手法や手技です。

つまり、見ているのは検査員の手先・指先です。

患者様のお顔を、不躾に拝顔しているワケではございません。

業界の先輩に怒られる経験も含めて、ヒヨコが立派な若鳥に成長する過程と思って、

ご了承いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

 

さて、昨年の研修生たちから、春のサクラサク報告が聞けることも楽しみです。

 

ORT385

京都ロービジョンネットワーク

花粉の存在をすっかり忘れそうな3月半ばですが、花粉もしっかり飛んでいるようです。

目のかゆみには、激しく目をこするのではなく、眼科受診を忘れずにお願い致します。

さて、最近巷で話題なものと言えば・・・

 

『各地のロービジョンネットワーク』でしょうか?

京都にも『京都ロービジョンネットワーク』というものがあります。

ホームページによれば、

「京都府内の医療、教育、福祉及び視覚障害当事者団体が連携し、見えにくい・見えない方へ、支援に関する情報を提供することで、その方の生活の困難さを取り除き、その方が望む生活を実現することを目的とした会」

とのことです。

少し繊細な話題なので、うまく表現できるかわかりません。お目汚しの程、深謝致します。

見えにくくなるという事による精神的ダメージや不安感は、計り知れないものがあります。

もちろん、治療は全力を尽くします。我々の目の前にある「病気」に全力で挑むのは医療従事者の当たり前の責務だと考えます。

しかし、患者さんの立場に立ってみることも忘れません。

今、その人の直面しているのは、目の病気というより、

“生活の中の不自由さ”というものかもしれません。

眼科で働く医療従事者として、その『不自由さ』も可能な範囲で減らしていきたいと考えるものです。

が、しかし、そのためには、眼科医学の知識だけでは立ち向かえない事が多くあります。

見えにくい中での生活には、経済的・社会的・教育的・・・いろいろな分野からの配慮が必要だからです。

そこで、京都にある福祉や教育、それぞれの分野のエキスパート(関連団体・施設)たちが集まって、

それぞれの得意分野の情報を、見えにくい当事者に、分かりやすく提供する・・・というのが、

『京都ロービジョンネットワーク』です。

大阪や兵庫・滋賀県などにもこういった、見えにくい方の“生活”を総合的に支援するためのネットワークが作られているようです。

この動きは、日本国内にどんどん広まってきています。

見えにくいことから生まれる、【生活の不自由さ】。

どこに相談したらいいのか判らない。眼医者で聞いても無駄だろう・・・。

確かに、眼科では分からないことも多々あります

しかし、もしかすると、その分野を専門とする団体・施設と出会うための最初の一歩は、

ご紹介できるかもしれません。

例えば、外出時に一人で出歩くのが不安な時は、

ガイドヘルパーに援助をお願いすることができるかもしれません。

例えば、今使っている虫眼鏡でも文章を読むのが難しくなってきたときには、

もう少し、高倍率の(一言でいえば上等な?)虫眼鏡をご紹介できるかもしれません。

虫眼鏡と言っても、電気がつくもの、そして電気の色にも種類があります。

サイズの大きいもの小さいもの、据え置き型に手持ち式などいろいろあります。

iPadやiPhoneだって、実は虫眼鏡代わりに使うことができるのです。

本が読みにくくなっても、音声で読み上げてくれる道具もあります。

眩しくてカスミが強い場合は、不要な光のみを遮断してくれる遮光眼鏡が良いかもしれません。

食事の時に食器の色を工夫するだけで、味気ないものだったお食事が楽しい食事に変わることもあります。

自分の生活に取り込んで便利になるかどうかは、実際に触れて体験してみることが大切だと思います。

実際に体験する場所をご紹介できるのが、京都ロービジョンネットワークの力だと思います。

パンフレットもありますので、ご希望の方はスタッフまでお声がけいただければと思います。

 

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