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サプリメントコーナー変身中

花粉の攻撃をもろに受けつつ、更に黄砂の攻撃まで全身に浴び、

耳鼻科さんや、眼科さんの処方薬に助けて頂く日々を過ごしております。

もうすぐそれらの季節が終わると信じて、います。

だから早く終わってーと祈って、います。

お薬ではないのですが、花粉症の症状を和らげると言われて、乳酸菌を取るようにしていました。

乳酸菌には、免疫が過剰に反応を起こした際に抑制する力を持っている・・・ということから、

花粉症の症状を和らげてくれる効果も期待できるという事ですが・・・。

「ブログ読んだけど、花粉症に乳酸菌は効いた?」とお尋ねにならないでください。

 

 

『美味しかったです』としか・・・。

 

 

費用対効果は、全く気になりませんでした、

・・・美味しかったので。

 

花粉の季節関係なく摂取することに抵抗はありません、

・・・美味しかったので。

 

 

こういった、お薬以外の体に良いものの代表格といえば

【サプリメント】だと思うのですが、皆さん、取られていますか?

当院でも、

【ウェルビジョン】【グラジェノックス】をはじめとした目の健康を保つ為にお勧めできる

数種類のサプリメントを取り扱っています。

実は、これらはどれを飲んでも一緒という訳ではなくて、

必要な作用・欲しい作用に合わせて、どのサプリメントを摂取するかを

医師と相談して決める方が良いそうです。

サプリメントを代表とする健康食品は、病気を治すものではなく、

健康が気になる人が健康の維持や増進のために使用するもの

・・・という位置づけです。

利用するにあたっては、注意するべき点もあると言う事で、

必ず医師に相談し、科学的に証明された近代西洋医学と組み合わせる事が重要であり、

これらを組み合わせた医療を「統合医療」と言うそうです。

サプリメントって、どれでも好きなものを適当に選んで摂取したらいいと思っていたら、

間違いのようです。

統合医療と言うのは、「近代西洋医学を基本に補完代替療法などを組み合わせて生活の質を向上させる医療」と位置付けられていて、

あくまでも「医師主導で行う」だそうです。

以前、サプリメントに関するブログを書いたことがあります。

December | 2020 | 大内眼科スタッフブログ (ouchi-ganka.com)

バランスの良い食事だけでは補いきれない成分をサプリメントで摂取することで、

健康の維持が期待できるのは、間違いないのですが、

当時は、≪必ず医師に相談する≫という意識が薄かったような気がしますので、

本日改めて、「サプリメントの摂取については、担当医にご相談ください。

あと、昔から飲んでいるサプリメントにも要注意の場合があります。

サプリメント研究の世界も日進月歩で、適切な摂取量が変更になったりします。

サプリメントの成分に対するアレルギーや、

処方された内服薬との飲み合わせのいい成分、悪い成分もあります。

サプリメントは、どんどん増やして足し算していくのではなく、

時に引き算で、体に必要なものを考えて頂く必要もあります。

お薬ではありませんので治療に必要なものではありませんが、

サプリメントを正しく利用することによって、

今の健康の維持と、未来の健康寿命を伸ばしていけたら素晴らしいのではないでしょうか。

(厚生労働省統合医療HP参照)

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※お酒は、サプリメントではありません。
何より効果抜群って方もいらっしゃると思いますが・・・( ´ ▽ ` )ノ。

 

近すぎます

さて、上の写真、さすがに近すぎるのはお分かりいただけるでしょうか?

実は、キッズモデル(スタッフ関係者につき完全に素人)をお願いして、

子供さんの視力検査などの写真を撮っていたのですが(近日HPにて公開・・・されるかな?)、

その撮影中の風景が上の写真です。

近いんです。画面が近い。

大人が黙って何も言わないと、こんなにも近付いていくんですね、子供たちは・・・。

このお二人、視力は普通に良いです。裸眼視力で1.0以上しっかり出ています。

ですので、見えないから仕方なしに近付いているワケではないと思います。

ゲームに夢中になるあまり、小さい画面をより有利に見ようとするあまりに、

姿勢は悪くなり、画面にどんどん近付いていきました。

5分ほどで姿勢はこれです。これで、1時間もゲームをして、それが毎日繰り返されたとしたら・・・そりゃ、近眼にもなりますわ。

そこで、「ぱ~2つ」を合言葉に姿勢を正してもらいました。

さらに、「お背中ピン!」

ようやくきれいな姿勢になりました。

今回は、どんな姿勢になるのかが知りたかったので、あえて小さな画面で遊んでもらいまいたが、

本来なら、大きな画面で距離をもって楽しんでもらいたいので、手持ちゲームはあまりお勧めしていません。

10月から11月は、クリスマスに向けてサンタさんがプレゼントの希望を聞いて回る時期でもあります。

サンタさんにお願いしたいのは、楽しい道具をプレゼントしてくださる際に、

その適切な使い方も一緒にレクチャーして頂きたいと言う事です。

せっかくの素敵で楽しいプレゼントのせいで、目のケガをしたり(先端が尖っているものは気を付けて)

近視が進んだり、内斜視が発症したりしては悲しいです。ゲームも読書も勉強も、姿勢や時間のバランスが大切です。

良い子の皆さんも、寝っ転がってTVやスマホを見たりしないようにお願いします。

 

 

桃太郎電鉄をサンタさんに予約しているのは内緒です。

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キッズデザイン賞おめでとうございます。

ココ2日ほど、わずかに暑さがマシになったような気がするのは、気のせいでしょうか?

小さい秋が、少しずつ近づいてきていると思い込みたい今日この頃です。

さて、当院でも小児の弱視や斜視の患者さんに

『視力の成長記録ノート』として活用させて頂いている

【みるみる手帳】を企画運営作成している

一般社団法人みるみるプロジェクト様が、 2019年4月から展開している

「子どもの弱視斜視治療の支援連携活動 【みるみるプロジェクト】」

の取り組みに対し、第14回キッズデザイン賞(2020年)を受賞されたそうです。

https://mirumirunet.com/index.html

おめでとうございます!

昨年2019年の「みるみる手帳」そのものでのキッズデザイン大賞を受賞に続いて、2年連続の受賞は嬉しいですね。

非常にカラフルで分かりやすい内容で、斜視や弱視の解説が書かれています。

原因や治療法、訓練についても優しい文章で表現されています。

それだけではなく、近視や遠視などの屈折異常についてもしっかりと説明がなされていて、

我々も、みるみる手帳の内容を使って、患者さんやご家族さんに説明することも多いです。

乳幼児の体の成長に関しては、母子手帳を見るとある程度の経緯が判るようになっていますが、

目についての記載は、記載する場所もないものがほとんどです。

しかし、眼科で治療を受けている乳幼児にとって、体の成長記録と同じぐらい、目の成長記録、治療記録は大切なものだと思います。

目の母子健康手帳として、この『みるみる手帳』を活用したいと思っているのが、当院での採用の経緯です。

大人になった時に、子供の頃に眼科でどんな治療をしていたのかがわかるようにしたいと思います。

今年は、弱視治療の味方としてのプロジェクト活動そのものが認められたとのこと。

いつもありがとうございます。

これからも、みるみる手帳、活用させて頂きます。

 

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京都ロービジョンネットワーク

花粉の存在をすっかり忘れそうな3月半ばですが、花粉もしっかり飛んでいるようです。

目のかゆみには、激しく目をこするのではなく、眼科受診を忘れずにお願い致します。

さて、最近巷で話題なものと言えば・・・

 

『各地のロービジョンネットワーク』でしょうか?

京都にも『京都ロービジョンネットワーク』というものがあります。

ホームページによれば、

「京都府内の医療、教育、福祉及び視覚障害当事者団体が連携し、見えにくい・見えない方へ、支援に関する情報を提供することで、その方の生活の困難さを取り除き、その方が望む生活を実現することを目的とした会」

とのことです。

少し繊細な話題なので、うまく表現できるかわかりません。お目汚しの程、深謝致します。

見えにくくなるという事による精神的ダメージや不安感は、計り知れないものがあります。

もちろん、治療は全力を尽くします。我々の目の前にある「病気」に全力で挑むのは医療従事者の当たり前の責務だと考えます。

しかし、患者さんの立場に立ってみることも忘れません。

今、その人の直面しているのは、目の病気というより、

“生活の中の不自由さ”というものかもしれません。

眼科で働く医療従事者として、その『不自由さ』も可能な範囲で減らしていきたいと考えるものです。

が、しかし、そのためには、眼科医学の知識だけでは立ち向かえない事が多くあります。

見えにくい中での生活には、経済的・社会的・教育的・・・いろいろな分野からの配慮が必要だからです。

そこで、京都にある福祉や教育、それぞれの分野のエキスパート(関連団体・施設)たちが集まって、

それぞれの得意分野の情報を、見えにくい当事者に、分かりやすく提供する・・・というのが、

『京都ロービジョンネットワーク』です。

大阪や兵庫・滋賀県などにもこういった、見えにくい方の“生活”を総合的に支援するためのネットワークが作られているようです。

この動きは、日本国内にどんどん広まってきています。

見えにくいことから生まれる、【生活の不自由さ】。

どこに相談したらいいのか判らない。眼医者で聞いても無駄だろう・・・。

確かに、眼科では分からないことも多々あります

しかし、もしかすると、その分野を専門とする団体・施設と出会うための最初の一歩は、

ご紹介できるかもしれません。

例えば、外出時に一人で出歩くのが不安な時は、

ガイドヘルパーに援助をお願いすることができるかもしれません。

例えば、今使っている虫眼鏡でも文章を読むのが難しくなってきたときには、

もう少し、高倍率の(一言でいえば上等な?)虫眼鏡をご紹介できるかもしれません。

虫眼鏡と言っても、電気がつくもの、そして電気の色にも種類があります。

サイズの大きいもの小さいもの、据え置き型に手持ち式などいろいろあります。

iPadやiPhoneだって、実は虫眼鏡代わりに使うことができるのです。

本が読みにくくなっても、音声で読み上げてくれる道具もあります。

眩しくてカスミが強い場合は、不要な光のみを遮断してくれる遮光眼鏡が良いかもしれません。

食事の時に食器の色を工夫するだけで、味気ないものだったお食事が楽しい食事に変わることもあります。

自分の生活に取り込んで便利になるかどうかは、実際に触れて体験してみることが大切だと思います。

実際に体験する場所をご紹介できるのが、京都ロービジョンネットワークの力だと思います。

パンフレットもありますので、ご希望の方はスタッフまでお声がけいただければと思います。

 

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オルソケラトロジー療法お問い合わせについて

すっかり秋から、冬の気配も感じる季節になりました。

東寺さんの銀杏も黄色い色が美しくなってきました。

夜間のライトアップも12月8日まで行われるようですが、今が見頃をという感じです。

さて、オルソケラトロジー療法に関するご質問・お問い合わせを多数いただきます。

新たにオルソケラトロジーをご希望の方のみならず、

最近は、他院、または他国でオルソケラトロジーをすでに処方されていて、

レンズの経年劣化や紛失による再作製ご希望の方もいらっしゃいます。

オルソケラトロジー未経験の方は、まず、レンズの装用体験から始まるのですが、

経験者の方は、すぐにレンズ処方の工程に入らせて頂くことになります。

そこで、経験者の方にお願いがございます。

スムーズな処方のために

①現在使用中のオルソケラトロジーレンズの規格(データ・メーカー名・処方時期)などのわかる資料をお持ち下さい。もっともスムーズに処方をお受け頂けます。

②現在使用中のレンズの規格が判らない場合は、レンズ装用をいったん中止し、角膜の状態を自然な形状に戻してから処方となります。その際、できれば1か月、最低でも2週間の装用中止をお願いいたします。そうすることで、レンズの処方誤差や視力不良の可能性を減らすことが可能です。

③とはいうものの、レンズ装用中止などできない場合がほとんどではないでしょうか?その際は、ご相談のうえ、貸出眼鏡や使い捨てソフトコンタクトレンズの一時使用後の3日間装用中止など、皆様の日常生活が不便にならないような工夫をさせて頂きたいと思います。お電話やご来院の上、ご相談頂ければ幸いです。

どの場合でも、現在使用中のオルソケラトロジーレンズもお持ちください。

そもそも、オルソケラトロジーレンズの寿命は大体2年と考えます。

それ以上の年月の使用においては、レンズの傷のみならず、特に汚れが目立つようになります。

経年劣化したレンズを装用するのは、重篤な角膜感染症を引き起こす可能性があり、睡眠時に装用するに適していないことが多いと思われます。

実際、他院さんで処方され、2年以上使用しているひどく汚れたレンズを洗って、洗って、洗っても汚れが取れずに諦めて頂くようにお願いしたこともあります。

そして、汚れたレンズを使用している方の多くは、悲しくも”定期検診未受診”だったりするのです。

当院では、毎日のお手入れに、こすり洗いとタンパク除去・ヨード消毒をお願いし、定期検診の度にスタッフがレンズのチェックと洗浄も致しますので、そこまでの汚れたレンズに出会うことはほとんどありません。

それでも、経年劣化からは逃れられません。

定期検診を必ずお受け頂けますよう、また、2年をメドに定期的なレンズ交換をお考え頂きますよう、オルソケラトロジーレンズを装用の皆様にお願い申し上げます。

 

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近視予防と生活習慣

🌂なんとなくスッキリしないお天気です。

本日も学校検診結果のお手紙を持って沢山のお子様がご来院下さいました。

その分待ち時間が長くなり、大変申し訳ありません。

お子様のみならず、保護者の方やその他の大人の方にも、現在の状況と今後の方針を

しっかり説明させて頂き、ご理解とご納得頂く為に皆様のお時間を頂戴することもございます。

何卒、ご了承頂きますようお願い申し上げます。

さて、先日、京都で行われた勉強会に参加してまいりました。

そこで、オルソケラトロジーの講演を聞くことができました。

他の医院さんでも、オルソケラトロジーは低年齢化している事。

近視進行抑制に関して、効果が認められること。

しかし処方は慎重に行い、ケアもしっかり指導する事など説明を聞かせて頂きました。

オルソケラトロジーについては、安全な処方や検査、装用のコツはもちろんですが

やはり、日常生活での生活習慣も大切だと思います。

オルソケラトロジーをしていても、目の前20cmの距離でスマホのゲームを毎日長時間していては

近視の進行を予防することは困難だと思います。

でもコレ、ゲームだけじゃなく、勉強や読書も同じです。

近距離で長時間の連続した作業は、強い近視への道を自ら進む事になり得ます。

学校の授業の一コマの時間だけ勉強読書ゲームをしたなら、家庭内でも、休み時間を取り入れては如何でしょう

休み時間は、外で遊ぶ外を見る、お日様に当たる、お手伝いをする?肩たたきをする?など、

目を休めるようにできると良いですね。

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