
オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジーとは寝るときに特殊なコンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズ)を装用し、翌朝に外すと、日中は裸眼で過ごせるようになるという近視矯正法です。
最新の近視研究によると、オルソケラトロジーにより近視が進みにくくなる、近視の進行をおくらせる可能性があるというデータが、世界中で論文として発表されています。
角膜に近視・乱視があって、光が網膜より手前で焦点を結ぶ。
レンズを装着するに事によって角膜の形が変化する。
レンズを外した時に近視が矯正されて網膜で焦点が合う。
こんな方におすすめ
- 裸眼で過ごしたいけど、手術に抵抗がある方
- 裸眼でスポーツを楽しみたい方、
特に、柔道・剣道・レスリングなどのコンタクトスポーツ(体がぶつかり合う競技)や
サッカー・ラグビーなど雨天や悪天候でも屋外で実施される競技、
さらに水泳・水球・ダイビング・サーフィン・ボート競技などのプールや海に関わる競技をされる方 - 仕事の都合上、眼鏡を使用できないがコンタクトが合わない方
- なるべく素顔で過ごしたい方
- コンタクトでのパソコン作業だと目が乾く方
- つらい花粉症に裸眼での点眼薬治療を行いたい方
詳しくはオルソケラトロジー情報発信サイトをご覧ください。
オルソケラトロジーの治療費は、所得税の医療費控除が受けられます。
10万円を超える費用は補助が得られます。
医療費控除の対象になりますので、詳しくはこちらの国税庁による回答ページをご覧下さい。
■オルソケラトロジー(角膜矯正療法)による近視治療に係る費用の医療費控除
処方の流れ
初診 | 各種眼科一般検査を受けていただきます。 オルソケラトロジーの適応をカウンセリングさせていただきます。 予約制となりますので、事前にお電話にてご予約ください。 |
適応検査・装用テスト (予約制) |
オルソケラトロジーが可能がどうか診断します。 トライアルレンズを装用し、装用した状態を確認いたします。 レンズの取り扱いを説明し、装脱練習をします。 トライアルレンズを貸し出しいたします。(レンズ貸し出しの際に補償金をお預かりしております。) |
1週間後 | 裸眼視力にご満足いただけたら、ご契約となります。 |
ご契約 | この日からオルソケラトロジーの治療が始まります。 必要書類をご提出いただき、レンズをお渡しします。 |
その後 | 眼の状態に応じて、2~3ヶ月ごとに定期検診を受けていただきます。 2年ごとに新しいオーダーレンズとの交換が必要になります。(無償) 治療をやめられた場合は、レンズを返却していただきます。 |
当院での取り扱いレンズ
※厚生労働省承認レンズ
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ブレスオーコレクト | マイエメラルド プレミアム |
近視の方向け (乱視は弱い方) |
乱視の強い方向け |
レンズ素材がやわらかく割れにくい | レンズの素材はやや硬めで近視・乱視ともに矯正力が高く、短期間で効果が得られやすい |
日本人特有の角膜形状に合わせた設計で、国内メーカーが製造 | 販売実績は2004年から。アメリカ・ヨーロッパを中心に世界各国で安全性と効果が認められているレンズ (アメリカ・韓国・台湾・中国・ヨーロッパCEマーク・ロシア保健省・日本厚生労働省で承認) |
レンズ素材は東レ株式会社製。酸素を取り入れやすい素材で、現在日本で承認されているオルソケラトロジーレンズでも随一の酸素透過係数を誇り、非常に角膜に優しいレンズ。 | レンズ素材は、ボシュロム社製。レンズカラーはブルーとクリアの2色で、レンズの左右を間違えにくくする工夫ができる。 |
【ブレスオーコレクトとマイエメラルドプレミアムでは、レンズ補償が一部異なります】
費用
健康保険適応外のため、検査・治療は自費診療扱いとなります。
(令和4年8月1日からトライアルレンズ貸出料が変更されました。)
※価格は予告なく変更になる場合があります。
適応検査
適応検査 | オルソケラトロジーが可能かどうかの検査 5,500円(税込) |
トライアル期間
トライアルレンズ貸出期間 受診費用(診察・検査) |
1回1,100円(税込) (6回目以降は0円) |
トライアル貸出期間(2週間程度)の診察・検査料とトライアルレンズ使用料を含みます。6回目以降は、何回受診しても費用は頂きません。
トライアルレンズ紛失・破損の際は、一枚につき36,300円をご弁済いただきます。
トライアル終了後
初期治療費 (治療開始から3ヶ月間の検査診察・ レンズ費用を含む) |
片眼36,300円(税込) |
両眼72,600円(税込) |
定額料金(月々サポート)
4ヶ月目~ | 11,000円/月額 (定期検査代※1・レンズ保証・2年ごとのレンズ更新無償※2) |
より安全にレンズを使用していただくために、定額制を導入しました。
その他費用
紛失・更新・補償外交換 片眼36,300円(税込) |
※ケア用品代含む
≪レンズ補償≫
・ブレスオーコレクト⇒
破損交換・・・契約および更新より1年以内【左右それぞれ1回】
処方交換・・・契約および更新より1年以内【左右それぞれ2回】
・マイエメラルドプレミアム⇒
破損交換・・・契約および更新より1年以内【左右それぞれ1回】
処方交換・・・契約および更新より6か月以内【左右それぞれ1回】
※1:眼の状態が落ち着いたら定期検診は3ヶ月ごとになります。
別の病気に罹患された場合の検査・治療費代は別途必要です。疾患内容によっては、保険診療に切り替わるため、
健康保険証をご持参ください。
オルソケラトロジー治療を受けるかどうかはあくまでも任意です。患者様の意思でお決めいただきます。
ただし、一度は治療を受けることに同意され、コンタクトレンズを注文してからの撤回(中止)についてはいかなる理由があっても費用をお返しすることはできません。
治療中の眼球の状態によっては、医師の判断によりコンタクトレンズ装用を中止し、点眼等の薬剤投与が必要な場合があります。
近視進行抑制治療
リジュセア®ミニ点眼液0.025%

近視進行抑制点眼薬「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」はアトロピン硫酸塩水和物を主成分とする参天製薬の日本初承認の点眼剤です。
1日1滴を1日1回就寝前に点眼することで、眼球の前後の長さが伸びるのを抑え、小児の近視の進行を抑制することが期待できます。
副作用
主な副作用として、羞明(まぶしく感じる)、霧視(かすんで見える)などが報告されています。
これらの症状、その他にも何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご相談ください。
費用(3ヶ月定期受診)
健康保険適応外のため、検査・治療は自費診療となります。
初回 適応検査 |
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2回目(初回から1ヶ月後) |
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3回目以降(初回から4ヶ月後) 基本3ヶ月ごとに定期検査 |
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その他の自費診療について |
※近視進行抑制点眼薬を使用した近視進行抑制治療期間中の眼鏡処方・コンタクトレンズ処方も公的医療保険は適応されず、自費の診療となります。 ※近視進行抑制点眼薬により、副作用が起こった場合、副作用に係る治療費につきましても公的医療保険は適用されず、自費の診療となります。 |
※価格はすべて税込価格になります。