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初めてのコンタクトレンズについて

初めてコンタクトレンズをしようと思った時に、まずは、予約不要でご来院ください。

一部の特殊なレンズを必要とする場合を除き、

ハードコンタクトレンズ・ソフトコンタクトレンズともに、基本的な流れは下記の通りです。

いくつかのお願いもございますので、ご一読頂けますようお願い致します。

来院日:

予約不要。ご都合の良い日程でご来院ください。

来院時間:

装用練習がありますので、遅くとも受付終了時間の1時間前には、受付をお済ませ下さい。

大変恐縮ですが、診療時間終了後の医師不在の時間帯は、緊急時の対応ができませんので、

一部の検査を別日の診療時間内に改めさせて頂くことがございます。

検査内容:
視力検査 →  診察・レンズ説明・選択 →  レンズ装用 →  診察・度数等決定

→ 爪のお手入れ → レンズ付け外し練習・ケア説明の流れで診療を行います。

必要なお時間は、最低でも1時間程度かかります。お時間に余裕をもってご来院ください。

爪は、可能であれば前もって短めに処理しておいてください。

爪が長いと危険を伴うことがあります。爪切りもお貸出し可能です。

特殊レンズの取り寄せ:

その方の目に合うコンタクトレンズの在庫が院内にない場合や、

ハードコンタクトレンズご希望の場合は、メーカーから取り寄せることになります。

その際はレンズを取り寄せてから、後日、続きの検査や装用練習をさせて頂きます。

装用練習・取り扱い説明:

装用練習は、すぐできる方で30分程度です。

その日のうちに終了するかどうかは、各個人のレンズに対する恐怖心や慣れによって異なります。

慣れるのがゆっくりな場合や、レンズの取り扱いに恐怖心が強い場合は、

60分程度の練習を2回〜3回程度行うことがございますので、別日に来院して頂く事がございます。

お試し期間:

装用が、安全に上手にできるようになりましたら、

使い捨てソフトコンタクトレンズの場合は、お試し期間をご活用いただきます。

お試し期間は、レンズの種類によって異なります。

使い捨てソフトコンタクトレンズ以外の場合は、各レンズによりお試し期間の有無が異なります。

詳しくは、当日、スタッフより説明させて頂きます。

取り扱いのレンズに関しましては、当院ホームページをご参照ください。

コンタクトレンズオーウチ|京都市南区にある大内眼科 (ouchi-ganka.com)

 

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( ..)φ(遠近タイプも取り扱っています。50歳からでもコンタクトレンズデビューできます。)

 

コンタクトレンズの処方箋について

当院では、院内併設のコンタクトレンズ・オーウチにてコンタクトレンズをご購入頂くことも可能ですが、

外部の店舗にてコンタクトレンズをご購入される方向けに、処方箋の発行を行っております。

コンタクトレンズ処方箋はメガネ処方箋と若干異なる性質を持ちますので、説明させて頂きます。

1)処方箋に明記すべき内容

①ご購入されるご本人様の情報

②コンタクトレンズ名称

③規格(度数やサイズなど)

④購入予定箱数

⑤処方する医師の情報

2)コンタクトレンズ処方箋発行のルール

当院で取り扱いのあるレンズでの処方箋は、発行可能

②当院で取り扱いの無いレンズでの処方箋は、難しい。

ソフトコンタクトレンズの処方箋は発行可能

④ハードコンタクトレンズの処方箋は、難しい。

⑤処方箋には有効期間がある ⇒ 1ヵ月間

⑥購入箱数に上限は無いが、3ヶ月から6ヶ月分の一括購入がお勧め

実際にレンズを装用し、検査・診察を受けた眼に対して、該当するレンズの処方箋を発行する

 

処方箋は、当院の医師が、

処方箋に明記した、このレンズのこの規格であれば、検査・診察上の問題はなかった

という証明書です。

よって、当院で取り扱いしていないレンズでは、実際にレンズを装用しての

検査・診察ができませんので安全確認が取れず、処方箋の発行が難しいという事になります。

当院で取り扱いのあるレンズに限り処方箋の発行可能となります。

ただし、例外もあります。

当院で取り扱いの無いレンズでも、装用中のレンズの規格を証明できるもの(箱・他院の処方データや購入データ)があれば、それを参考とすることが可能です。

ご来院の際にスタッフにご相談下さい。

ハードコンタクトレンズの処方箋発行について。

各社メーカーのレンズ補償は、処方販売した施設に関してのみ有効とされることが多く、院内併設のコンタクトレンズ・オーウチで購入されたレンズにのみ、メーカー保証サービスが有効です。

それ以外の店舗で購入された場合、大内眼科並びにコンタクトレンズ・オーウチでのメーカー保証は無効となります。

よって、患者様の受けるべきメリットが少なくなってしまう事を鑑みて、処方箋の発行は非常に難しいと考えています。

ご理解の程、宜しくお願い致します。

尚、購入される店舗によってサービスや補償などは全く異なると思われます。購入店舗におけるサービスの不具合やトラブルにつきましては、当院では一切の関与ができません。ご注意ください。

コンタクトレンズは、2005年4月の薬事法改正により心臓ペースメーカーなどと同じ「高度管理医療機器」として位置づけられています。

コンタクトレンズの間違った選択や使用により、眼の障害をもたらすリスクが高いもの・・・という意味です。

3ヶ月~6ヶ月に一度の定期検診を必ず受けて頂けますようお願い致します。

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オルソケラトロジーレンズ診療の予約について

オルソケラトロジーレンズ近視矯正について。

ここでは、初めてのオルソケラトロジーレンズ診療予約概要について

詳しく解説させて頂きます。

ポイント1)基本的に予約制です。

ご予約は、来院時又は、お電話にて承ります。

①適応検査の日 ⇒ 1回又は2回分

②初回装用の翌日 ⇒ 1回

あらかじめ2回分、又は、3回分の予約をお取り致します。

これらのご予約は、連続した日程でも、連続していなくても問題ありません。

尚、直近の日程(同月内など)は、予約枠がすでに埋まってしまって、

新しい予約を入れにくくなっている事があります。

当月~翌月までの日程で、3日程以上のご予約希望日をあらかじめご準備頂くと、スムーズにご予約いただけます。

 

ポイント2)処方の流れ

1回目の来院時)適応検査

(適応検査5,500円+トライアル保証金72,600円+ケア用品代別途)

内容:適応検査・適応診察・説明・トライアル契約・装脱練習・ケア説明・注意事項説明

所要時間:全体で約1.5時間~3時間程度

お時間に限りがある場合は、適応検査を2回に分割して実施することも可能です。

その際は、適応検査1回目・適応検査2回目という形でご予約をお取りします。

(1回目は1.5時間程度、2回目は1時間程度必要となります。)

2回目の来院時)トライアル装用初日検査 予約制

(適応検査を分割した方は3回目の来院)

内容:オルソケラトロジーレンズ装用初日の効果を確認します。

初めて装用した夜の次の日に受診して頂きます。

使用したレンズのチェックも行いますので、

必ずご使用のオルソケラトロジーレンズをご持参ください。

所要時間:全体で1時間~2時間

適応検査の翌日に設定することが多いですが、ご予約の状況に応じて、

数日後になることもあります。

まず最初に、ここまでの日程のご予約をお取り致します。

これ以降の次回来院予約は、オルソケラトロジーレンズの効果によって異なります。

通常、7日~10日後のご予約をお取り致しますが、

眼の状況やオルソケラトロジーレンズの効果を鑑みて、

次回来院予約をお取り致します。

 

★予約状況について、

夏休み・冬休み・春休みのご予約をご希望の際は、

だいたい2か月~3ヶ月前にご予約をお入れ頂くとご希望の日程を抑えやすい傾向にあります。

直近の日程でのご予約希望は、予約枠が埋まっている可能性が高く、ご希望をお受けしにくい場合があります。

鋭意、改善に努めておりますが、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

また、キャンセルも結構入ります。

キャンセル待ちご希望の際は、その旨もお伝えください。

詳しくは、当院HPもご参照ください。

https://www.ouchi-ganka.com/orthokeratology.html

LINE公式始めました

大内眼科公式LINE

大内眼科の公式LINEが開設されました。

何はともあれ、お友達登録よろしくお願い致します。

まだ、生まれたばかりなので、活用方法に右往左往して大混乱している状態ですが、

今後、ご来院の患者様の疑問やお問合せにお答えできるようにしていきたいと思います。

ざっくりとした内容ながら、混雑予測も発信していきたいと思います。

勿論、その日の天候や、不測の事態により混雑状況はかなり変わりますので、

完全な予測はたてられません。

その点に付きましては、大変恐縮ですが、ご理解の程宜しくお願い致します。

それでも、特殊検査の予約状況や、専門外来の予約状況によっては、

【非常に混む可能性がある日】や【割と混みにくい可能性がある日】の予測は可能ではないかと思い、手探りながら検討していきたいと思います。

★非常に混む可能性がある日は、

1)専門外来があって、特殊検査予約がたくさん入っている日

網膜専門外来(第1~第3水曜日午前診・第4金曜日夕診)

緑内障外来(第1土曜日)

弱視・斜視外来(毎週土曜日)

2)院長診1診の日

月・金 ⇒ 午前診

火・水・金 ⇒ 夕診

★割と混みにくい可能性がある日

専門外来がない2診体制の日 ⇒ 月(夕診)・火(午前診)・木(午前診)

地域の幼稚園・保育園・小学校・中学校の運動会の日

⇒ 応援の方はお弁当持って校庭へ、それ以外の方は宜しければ大内眼科へ

大雨の日・大風の日・大嵐の日・大寒波の日・大猛暑の日

⇒ 受診は急がず、命を守る行動を第一にお願いします

温かい目で見守りつつ、時々、大内眼科 ライン公式の様子も

覗いていただけたらと思います。

また、宜しければ、お友達登録をお願い致します

 

 

ORT385

内緒話:実は、私、ガラケーなので、お友達登録できないんです(。-`ω-)。

 

オルソケラトロジーレンズケア用品刷新の刷新

昨年、9月にオルソケラトロジーレンズのケア用品である、

クリアデューをO2セプトという商品から、

ノーボトルケア(水道水でケアできる)のクリアデューO2に変更する旨お伝えし、実際にその通りに使っていたのですが、

残念ながら、このケア用品に替えてから、レンズ装用時にしみると感じる方が日本中でも数多くいらっしゃったらしく、

この度、メーカーさんより更に刷新されて、

 

 

元に戻ります。

その名は、クリアデューSL(スペシャリティレンズの略)です。

内容は、ポピヨンヨード配合の溶解液と中和・タンパク除去剤の錠剤の構成になっています。伴いまして、水道水は私用せず、付属のポピヨンヨード配合溶解液をご使用ください。

以前のクリアデューO2セプトとの違いは、

 

 

パッケージの色が可愛いピンクになったことです。

尚、なぜしみるのかの原因は、現在もメーカーで検討中のようです。

世の中のドラッグストアでは、両方が販売されていると思います。

どちらをお使い頂いても問題はありません。

当院としては、装用時にしみるという現象がでる可能性があるものを

あえてお渡しする必要性を感じませんので、ポピヨンヨード系ケア用品に関しましては、

しみるという現象を聞いたことが無いタイプの商品のみの取り扱いにしたいと思います。

当院での取り扱いは、【クリアデュー SL】のみとさせて頂きます。

繰り返しますが、ノーボトルケアの≪クリアデューO2≫でも、オルソケラトロジーレンズでのご利用は可能です。

しみるという現象が無い場合は、そのまま継続してお使いください。

ご質問、お問い合わせは、遠慮なくスタッフまでお声がけください。

ORT385

 

オルソケラトロジーケア用品の刷新について

暑い夏が終わり、秋雨前線が南下してきて、一気に涼しくなっていきそうな気配です。今年は長雨もあり、雨はありがたい面もありますが、災害には十分注意したいと思います。

さて、当院では、オルソケラトロジーレンズのユーザー様に

ケア用品として(株)オフテクスさんの≪クリアデューO2セプト≫をお勧めしておりましたが、この度、メーカーさんの商品リニューアルに伴い、

≪クリアデューO2≫をご利用頂くようになります。

cleadew(クリアデュー)|株式会社オフテクス (ophtecs.co.jp)

新しくなったクリアデューO2は、ポピヨンヨード製剤の除菌効果はそのままに、専用液をなくして、水道水・精製水の利用が可能になったノーボトルケアに変更されました。

レンズを洗浄後、コンタクトレンズをケースに収納し、錠剤と水道水または精製水をケースの9分目まで入れて頂きます。そのまま4時間以上放置して頂くことで除菌とタンパク除去・中和が完了します。

真冬の洗面所が、極寒になるような場合は、中和に時間がかかることがありますが、その場合は放置時間を5~6時間と長めにしてください。

水道水は、日本国内の水道水に限ります。井戸水や天然水などミネラル成分の入った水は使えません。ご家庭用浄水器を通した水は使用可能ですが、ミネラル成分を添加・付加させたものは使えませんのでご注意ください。(美味しい水や体にいい水ではなく、普通の水道水がメーカー推奨です。)

諸外国の場合、水道事情が異なるため精製水をご利用ください。精製水は多くの場合、防腐剤などが添加されていませんので、長期保存には向きません。開封後の保存は冷蔵庫で、且つ短期間で使い切るか廃棄して頂くことをお勧めします。

長期保存の際は、ケア完了後、レンズケースのふたを開けなければ、そのまま1ヵ月間レンズを保存できます。1ヵ月以上保存する場合は、使っていなくても1ヵ月毎に再度通常のケアを行ってください。また、保存したレンズを装用する前には、水道水または精製水でレンズをすすいでください。

オルソケラトロジーレンズ専用ケースは今まで通り、紫色の蓋のケースとなります。専用ケースは定期検診の度に新しいものを無料にてお渡ししております。

オフテクスHPより

通常のハードコンタクトレンズ用のケースは使えませんのでご注意ください。

オルソケラトロジーレンズによるトラブルは、多くの場合【汚れ】に起因するものです。汚れをしっかり落とすためには、こすり洗いが重要です。コンタクトレンズをはずした後は、早めに洗浄をお願いします。こすり洗いの際は力は不要です。洗浄液を泡立てる感じで優しい擦り洗いをしっかりお願いします。

週に一度の集中的タンパク除去≪アクティバタブレット≫も今まで忘れずに。

ご不明な点がございましたら、スタッフまでお声がけください。

 

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注射器を使わないアレルギーの検査

サーモフィッシャーダイアグスティック㈱様の

「イノムキャップラピッド鼻炎・ぜんそくⅠ™」を導入しました。

8つの吸入系アレルゲンに対する特異的抗体(IgE)を約20分で測定できます。

今までは、注射器にて採血させて頂いた後、抗体が判るまでに数日頂いておりましたが、

このイノムキャップラピッドは、注射器を使わずに、指先からの僅かな血液量で測定することができます。

判定に必要な時間も20分程ですので、一度の来院にて、患者様と一緒に結果を確認することができるようになります。

測定できる項目は、ハウスダスト系の

1:ヤケヒョウヒダニ

2:猫

3:犬

4:ゴキブリ

そして、花粉系の

5:スギ

6:カモガヤ

7:ブタクサ

8:ヨモギ  の8つです。

アレルギー性結膜炎の症状が出ている場合、治療内容も気になるところですが、

自分のアレルギーの原因が何か・・・も気になります。

花粉系なのか、ハウスダスト系なのか・・・原因によって、生活の中で立てる対策が変わってくるのではないでしょうか。

しかも、検査当日に結果が判ります。

注射器が苦手な方やお子様でも検査は可能です。

採血量も少なく、ほとんど怖さはありません。

もちろん保険適応です。

いつでも検査は可能です。予約は不要ですので、ご希望の方はスタッフにお声がけください。

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春は新商品の季節?

寒さもだんだん和らいでいく中で、花粉の季節が到来し、鼻水とくしゃみに悩ましい今日この頃です。

私に至りましては、柔らか系ティッシュもすでに一箱を消費しました(この情報、情報として要りますかね?)。

目のかゆみ症状や充血症状には、当院のDr.による診察で、そのつらい症状を改善する事が可能かと思いますので、ぜひ、ご相談ください。くれぐれも、手をグーにしてゴリゴリこすらないようにお願い致します。

春と言えば、新商品。

新商品と言えば、コンタクトレンズです。

今月、アルコンさんとクーパービジョンさんから新しいワンデータイプのコンタクトレンズが届く予定です。

最近の使い捨てコンタクトレンズの常識は、

【うるおい】【柔らかさ】【酸素透過性】【コストパフォーマンスで選べる設定】です。

1つのメーカーさんが沢山のワンデータイプのコンタクトレンズを発売されます。

他社同士の競合は、自由競争市場においては当たり前だと思うのですが、

まるで、一つのメーカー内でそれぞれの開発チームが競うかのように、新しいレンズが開発され、私たちの手元にやってきます。

新しいレンズが生まれても、消えていくレンズは意外と少ないのです。

もちろん、一部のレンズは、長い期間をかけて徐々に終売・生産終了となって役目を終えていくのですが、簡単にはお役御免とはいきません。現実に使ってらっしゃる方がいますからね。

私たちとしても、今までお世話になったレンズに対して、「新しい子が入ったから、貴方はさようなら」と、簡単に切り捨てることができません。

結果として、ドンドコ増えていくレンズの山を前に、埋もれていくのは、私たち眼科の人間です。

まるで、兄弟が増えるかのように、2~3年ごとに新しいレンズが生まれ、その度に、

・・・もう、覚えられない・・・(´;ω;`)ウゥゥ。

・・・貴方は誰なの?どちら様?

と、なりそうなのですが、意外とそれぞれのレンズの特徴を覚えてしまって、

今日も、明日も、明後日も当院で取り扱うコンタクトレンズを患者様にご紹介しているというわけです。

今週は、クーパービジョンさんの新しい一日使い捨てコンタクトレンズの勉強会がWebであります。

アルコンさんは、来月初めまで、オンラインセミナーが見れるそうですから、そちらも勉強させて頂きます。

つらい花粉の季節。

可能な方は、ハードコンタクトレンズや2週間頻回交換タイプのソフトコンタクトレンズを一度お休みして、メガネで過ごすか、どうしてもメガネができない場合は、一日使い捨てタイプへの変更をお勧めします。

花粉によるアレルギー症状によって、どうしてもタンパク汚れが多く分泌されます。

それらの汚れは、レンズに吸着してしまって、洗浄しても落ちにくい変性たんぱく質となり、汚れとしてレンズに残ります。

落としきれなかった汚れが原因となって、アレルギーを引き起こし、眼の症状はさらに悪化してしまう可能性があるからです。

一般的な教科書的なことを考えれば、一日使い捨てコンタクトレンズの中でも、

非イオン性のレンズで、含水率があまり高くないものをお勧めします。

花粉が吸着しにくい・汚れが吸着しにくいことを考えるからです。

しかし、このタイプで昔ながらの素材を使っている場合、酸素の透過性能が低くなってしまいます。

非イオン性で、含水率があまり高くない、でも、酸素をしっかり瞳に通す素材のレンズ・・・。

実は、各社メーカ様、それぞれに工夫を凝らした使い捨てコンタクトレンズがあるんです。

花粉の時期のコンタクトレンズ選びに迷ったときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。

 

次回予告、多焦点眼内レンズも新しいのがでるんです編・・・お楽しみに。

 

ORT385

 

眼玉取り出して、ゴリゴリ洗ってしまいたい・・・。

 

サプリメントいろいろ

個人的な話で恐縮ですが、年末はサプリメントの摂取が増えるのが通常でした。

【肝臓系】や【胃系・消化吸収系】のサプリメントが特に。

今年は、covid19の感染拡大防止のため、年末の集まりがおおかた自粛傾向にあり、

これらのサプリメントを必要とする事がありませんでした(そこまでして飲み食いせんとき・・・というお叱りは後ほど)。

このサプリメント、栄養補助食品ですから、たくさん摂取しても問題ない・・・と思われがちです。

しかし、いくらサプリメント(栄養補助食品)とは言えども、過剰摂取が体に良くない場合があることもわかっています。

例えば、眼に良いとされるサプリメントの代表【ルテイン】ですが、それだけに、数多くのサプリメントに配合されていて、飲み合わせによっては過剰摂取になりがちなものでもあります。

ここから先は、一般的な話です。目に何らかの疾患がある場合とは少々状況が異なりますので、その場合は担当医にご相談ください。

一般的に、ルテインは網膜の黄斑部や水晶体に存在する物質です。

これが減少することによって、年齢的な目の変化が引き起こされる、いわゆる老化現象が起こりやすくなるのではないかと考えられています。

ルテインには抗酸化作用があり、それが老化を引き起こす活性酸素を抑える役割があるとされているのです。

ここまでなら、水晶体も網膜も大事だから、ルテイン取らなきゃと思われるかもしれませんが、

理想的な摂取量というのもはっきりしています。

一日6㎎以上が望ましく、一日10㎎の継続摂取で網膜黄斑部の黄斑色素量を増加させると言われています。

ほうれん草約1.3束=ブロッコリー4.2株=ルテイン20㎎と同等と言われています。

一人でほうれん草を2日で三束弱を毎日食べる続ける・・・5日目には泣きます(注:ほうれん草は大好きです。ポパイも大好きです)。

でもサプリメントなら、毎日摂取することができそうです。

ところが、いろいろな種類のサプリメントを日常的に摂取している場合、

結構内容がかぶっていることがあるようです。

ココが要注意ではないでしょうか。

例えば、もともと飲んでいたブルーベリー系サプリに、友達が進めてくれた老眼対策のサプリを追加して飲んでいないか。

緑黄色野菜系の青い飲み汁と一緒に飲んでいないか。

眼に良いとされるサプリメントには、低濃度ルテイン配合のもの、高濃度ルテイン配合のものもあります。このあたりをきちんと把握できているかどうか。

実際は、ドライアイで困っているのに、ルテイン系サプリを摂取していることは無いか。

宣伝文句を聞くと、どれもこれも体に良さそうな気がしてきて、且つ気軽に摂取できるサプリメントですが、その効果が本当に望む効果に合っているのかを検討する必要があるのではないかと思います。

今の時代は、眼に良いというだけではなく、

それぞれの眼の症状と効果を考えたうえで、サプリメントを選ぶ時代になりました。

ドライアイ症状にはドライアイ症状に対して効果が見込まれるサプリ、

緑内障の方にお勧めしたいサプリ、

網膜や水晶体の老化に抗うためのサプリ、

更には、子供さんの近視進行抑制効果が見込まれるサプリなど、

目的に応じてより良いサプリメントを選んでいただきたいと思います。

サプリメントはお薬ではありません。ですから自己判断で追加してしまいがちなものですが、

一度、担当医師にご相談頂くと、その効果に無駄のないサプリメントの選び方、飲み方が判るかも知れません。

さて、皆様、そのサプリメントは、眼の何に良いサプリメントですか?

 

ところで、今年のサンタさんは、無事に入国できるのでしょうか?

ORT385

 

 

 

ご注意ください!オルソK保存ケースについて

オルソケラトロジー用コンタクトレンズのケアにオフテクス社製の

『オーツーセプト』をご使用の皆様、

一般市販品に同封されている【青い蓋のケース】は使ってはいけません!

その他、一般的なHCL用のケースをオルソケラトロジーレンズには使わないでください!

一般的HCLケースでは、オルソケラトロジーレンズのサイズに合いません。

オルソKレンズが変形する可能性があり、さらに変形したレンズは眼障害(眼の表面の傷や矯正過不足・装用時の不快感など)の原因となる可能性があります。

また、オルソケラトロジーレンズ専用ケース以外で保存したことによるレンズの変形・破損においては、レンズ補償外となることがあります。

オルソケラトロジーレンズ専用ケースは、右眼用の蓋の色が紫色です。

オルソケラトロジーレンズは、一般のHCLより大きい直径となっています。

(一般的HCL8.8㎜~9.2㎜が多く、オルソKレンズは10.6㎜前後となります)

下の写真をご覧いただきますと、

普通のHCL用ケース(右・青色)は、レンズを挟むホルダーのスリット(切れ目)が小さく(短く)、

オルソKレンズ用ケースのスリット(左・紫色)は大きい(長い)のがお分かりいただけると思います。

当院でオーツーセプトをご購入いただく場合、一箱ごとに1本、

紫色の蓋のオルソケラトロジーレンズ専用ケースをお渡しいたします。

一か月ごとのケース交換をお願いしています。

それほどに、何よりも清潔と安全な扱いをする事が、安心なオルソK治療に必要だと思っているからです。

オーツーセプトは、市中のドラッグストアやネットでも取り扱いがあるので購入しやすい事、

ポピヨンヨード製剤ゆえに、消毒効果が非常に高い事が選ばれる理由だと思います。

当院でもオルソKユーザー様には、オーツーセプトでのケアをお願いしています。

ただ!一般市販商品をご購入されるにあたり、くれぐれも、梱包されているケースは使えない!

と言う事を忘れないようにお願い致します。

市販品の箱にも梱包のケースはオルソケラトロジーレンズには使えない旨の注意喚起が記載されていると思います。

しつこいようですが、大切なことなのでもう一度繰り返します。

市中のドラッグストアやネットで一般的に市販されているオーツーセプト内に梱包されているHCL用ケースは、【普通のHCL用ケース】であって、オルソケラトロジー用ケースではありません!

オルソケラトロジーレンズには、オルソケラトロジーレンズ専用ケースを使ってください。

※表紙画像は、㈱オフテクス様hpより

宜しくお願い致します。

 

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