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オルソケラトロジーレンズ診療の予約について

オルソケラトロジーレンズ近視矯正について。

ここでは、初めてのオルソケラトロジーレンズ診療予約概要について

詳しく解説させて頂きます。

ポイント1)基本的に予約制です。

ご予約は、来院時又は、お電話にて承ります。

①適応検査の日 ⇒ 1回又は2回分

②初回装用の翌日 ⇒ 1回

あらかじめ2回分、又は、3回分の予約をお取り致します。

これらのご予約は、連続した日程でも、連続していなくても問題ありません。

尚、直近の日程(同月内など)は、予約枠がすでに埋まってしまって、

新しい予約を入れにくくなっている事があります。

当月~翌月までの日程で、3日程以上のご予約希望日をあらかじめご準備頂くと、スムーズにご予約いただけます。

 

ポイント2)処方の流れ

1回目の来院時)適応検査

(適応検査5,500円+トライアル保証金72,600円+ケア用品代別途)

内容:適応検査・適応診察・説明・トライアル契約・装脱練習・ケア説明・注意事項説明

所要時間:全体で約1.5時間~3時間程度

お時間に限りがある場合は、適応検査を2回に分割して実施することも可能です。

その際は、適応検査1回目・適応検査2回目という形でご予約をお取りします。

(1回目は1.5時間程度、2回目は1時間程度必要となります。)

2回目の来院時)トライアル装用初日検査 予約制

(適応検査を分割した方は3回目の来院)

内容:オルソケラトロジーレンズ装用初日の効果を確認します。

初めて装用した夜の次の日に受診して頂きます。

使用したレンズのチェックも行いますので、

必ずご使用のオルソケラトロジーレンズをご持参ください。

所要時間:全体で1時間~2時間

適応検査の翌日に設定することが多いですが、ご予約の状況に応じて、

数日後になることもあります。

まず最初に、ここまでの日程のご予約をお取り致します。

これ以降の次回来院予約は、オルソケラトロジーレンズの効果によって異なります。

通常、7日~10日後のご予約をお取り致しますが、

眼の状況やオルソケラトロジーレンズの効果を鑑みて、

次回来院予約をお取り致します。

 

★予約状況について、

夏休み・冬休み・春休みのご予約をご希望の際は、

だいたい2か月~3ヶ月前にご予約をお入れ頂くとご希望の日程を抑えやすい傾向にあります。

直近の日程でのご予約希望は、予約枠が埋まっている可能性が高く、ご希望をお受けしにくい場合があります。

鋭意、改善に努めておりますが、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

また、キャンセルも結構入ります。

キャンセル待ちご希望の際は、その旨もお伝えください。

詳しくは、当院HPもご参照ください。

https://www.ouchi-ganka.com/orthokeratology.html

オルソケラトロジーレンズケア用品刷新の刷新

昨年、9月にオルソケラトロジーレンズのケア用品である、

クリアデューをO2セプトという商品から、

ノーボトルケア(水道水でケアできる)のクリアデューO2に変更する旨お伝えし、実際にその通りに使っていたのですが、

残念ながら、このケア用品に替えてから、レンズ装用時にしみると感じる方が日本中でも数多くいらっしゃったらしく、

この度、メーカーさんより更に刷新されて、

 

 

元に戻ります。

その名は、クリアデューSL(スペシャリティレンズの略)です。

内容は、ポピヨンヨード配合の溶解液と中和・タンパク除去剤の錠剤の構成になっています。伴いまして、水道水は私用せず、付属のポピヨンヨード配合溶解液をご使用ください。

以前のクリアデューO2セプトとの違いは、

 

 

パッケージの色が可愛いピンクになったことです。

尚、なぜしみるのかの原因は、現在もメーカーで検討中のようです。

世の中のドラッグストアでは、両方が販売されていると思います。

どちらをお使い頂いても問題はありません。

当院としては、装用時にしみるという現象がでる可能性があるものを

あえてお渡しする必要性を感じませんので、ポピヨンヨード系ケア用品に関しましては、

しみるという現象を聞いたことが無いタイプの商品のみの取り扱いにしたいと思います。

当院での取り扱いは、【クリアデュー SL】のみとさせて頂きます。

繰り返しますが、ノーボトルケアの≪クリアデューO2≫でも、オルソケラトロジーレンズでのご利用は可能です。

しみるという現象が無い場合は、そのまま継続してお使いください。

ご質問、お問い合わせは、遠慮なくスタッフまでお声がけください。

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ご注意ください!オルソK保存ケースについて

オルソケラトロジー用コンタクトレンズのケアにオフテクス社製の

『オーツーセプト』をご使用の皆様、

一般市販品に同封されている【青い蓋のケース】は使ってはいけません!

その他、一般的なHCL用のケースをオルソケラトロジーレンズには使わないでください!

一般的HCLケースでは、オルソケラトロジーレンズのサイズに合いません。

オルソKレンズが変形する可能性があり、さらに変形したレンズは眼障害(眼の表面の傷や矯正過不足・装用時の不快感など)の原因となる可能性があります。

また、オルソケラトロジーレンズ専用ケース以外で保存したことによるレンズの変形・破損においては、レンズ補償外となることがあります。

オルソケラトロジーレンズ専用ケースは、右眼用の蓋の色が紫色です。

オルソケラトロジーレンズは、一般のHCLより大きい直径となっています。

(一般的HCL8.8㎜~9.2㎜が多く、オルソKレンズは10.6㎜前後となります)

下の写真をご覧いただきますと、

普通のHCL用ケース(右・青色)は、レンズを挟むホルダーのスリット(切れ目)が小さく(短く)、

オルソKレンズ用ケースのスリット(左・紫色)は大きい(長い)のがお分かりいただけると思います。

当院でオーツーセプトをご購入いただく場合、一箱ごとに1本、

紫色の蓋のオルソケラトロジーレンズ専用ケースをお渡しいたします。

一か月ごとのケース交換をお願いしています。

それほどに、何よりも清潔と安全な扱いをする事が、安心なオルソK治療に必要だと思っているからです。

オーツーセプトは、市中のドラッグストアやネットでも取り扱いがあるので購入しやすい事、

ポピヨンヨード製剤ゆえに、消毒効果が非常に高い事が選ばれる理由だと思います。

当院でもオルソKユーザー様には、オーツーセプトでのケアをお願いしています。

ただ!一般市販商品をご購入されるにあたり、くれぐれも、梱包されているケースは使えない!

と言う事を忘れないようにお願い致します。

市販品の箱にも梱包のケースはオルソケラトロジーレンズには使えない旨の注意喚起が記載されていると思います。

しつこいようですが、大切なことなのでもう一度繰り返します。

市中のドラッグストアやネットで一般的に市販されているオーツーセプト内に梱包されているHCL用ケースは、【普通のHCL用ケース】であって、オルソケラトロジー用ケースではありません!

オルソケラトロジーレンズには、オルソケラトロジーレンズ専用ケースを使ってください。

※表紙画像は、㈱オフテクス様hpより

宜しくお願い致します。

 

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オルソケラトロジー療法お問い合わせについて

すっかり秋から、冬の気配も感じる季節になりました。

東寺さんの銀杏も黄色い色が美しくなってきました。

夜間のライトアップも12月8日まで行われるようですが、今が見頃をという感じです。

さて、オルソケラトロジー療法に関するご質問・お問い合わせを多数いただきます。

新たにオルソケラトロジーをご希望の方のみならず、

最近は、他院、または他国でオルソケラトロジーをすでに処方されていて、

レンズの経年劣化や紛失による再作製ご希望の方もいらっしゃいます。

オルソケラトロジー未経験の方は、まず、レンズの装用体験から始まるのですが、

経験者の方は、すぐにレンズ処方の工程に入らせて頂くことになります。

そこで、経験者の方にお願いがございます。

スムーズな処方のために

①現在使用中のオルソケラトロジーレンズの規格(データ・メーカー名・処方時期)などのわかる資料をお持ち下さい。もっともスムーズに処方をお受け頂けます。

②現在使用中のレンズの規格が判らない場合は、レンズ装用をいったん中止し、角膜の状態を自然な形状に戻してから処方となります。その際、できれば1か月、最低でも2週間の装用中止をお願いいたします。そうすることで、レンズの処方誤差や視力不良の可能性を減らすことが可能です。

③とはいうものの、レンズ装用中止などできない場合がほとんどではないでしょうか?その際は、ご相談のうえ、貸出眼鏡や使い捨てソフトコンタクトレンズの一時使用後の3日間装用中止など、皆様の日常生活が不便にならないような工夫をさせて頂きたいと思います。お電話やご来院の上、ご相談頂ければ幸いです。

どの場合でも、現在使用中のオルソケラトロジーレンズもお持ちください。

そもそも、オルソケラトロジーレンズの寿命は大体2年と考えます。

それ以上の年月の使用においては、レンズの傷のみならず、特に汚れが目立つようになります。

経年劣化したレンズを装用するのは、重篤な角膜感染症を引き起こす可能性があり、睡眠時に装用するに適していないことが多いと思われます。

実際、他院さんで処方され、2年以上使用しているひどく汚れたレンズを洗って、洗って、洗っても汚れが取れずに諦めて頂くようにお願いしたこともあります。

そして、汚れたレンズを使用している方の多くは、悲しくも”定期検診未受診”だったりするのです。

当院では、毎日のお手入れに、こすり洗いとタンパク除去・ヨード消毒をお願いし、定期検診の度にスタッフがレンズのチェックと洗浄も致しますので、そこまでの汚れたレンズに出会うことはほとんどありません。

それでも、経年劣化からは逃れられません。

定期検診を必ずお受け頂けますよう、また、2年をメドに定期的なレンズ交換をお考え頂きますよう、オルソケラトロジーレンズを装用の皆様にお願い申し上げます。

 

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