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サプリメントいろいろ

個人的な話で恐縮ですが、年末はサプリメントの摂取が増えるのが通常でした。

【肝臓系】や【胃系・消化吸収系】のサプリメントが特に。

今年は、covid19の感染拡大防止のため、年末の集まりがおおかた自粛傾向にあり、

これらのサプリメントを必要とする事がありませんでした(そこまでして飲み食いせんとき・・・というお叱りは後ほど)。

このサプリメント、栄養補助食品ですから、たくさん摂取しても問題ない・・・と思われがちです。

しかし、いくらサプリメント(栄養補助食品)とは言えども、過剰摂取が体に良くない場合があることもわかっています。

例えば、眼に良いとされるサプリメントの代表【ルテイン】ですが、それだけに、数多くのサプリメントに配合されていて、飲み合わせによっては過剰摂取になりがちなものでもあります。

ここから先は、一般的な話です。目に何らかの疾患がある場合とは少々状況が異なりますので、その場合は担当医にご相談ください。

一般的に、ルテインは網膜の黄斑部や水晶体に存在する物質です。

これが減少することによって、年齢的な目の変化が引き起こされる、いわゆる老化現象が起こりやすくなるのではないかと考えられています。

ルテインには抗酸化作用があり、それが老化を引き起こす活性酸素を抑える役割があるとされているのです。

ここまでなら、水晶体も網膜も大事だから、ルテイン取らなきゃと思われるかもしれませんが、

理想的な摂取量というのもはっきりしています。

一日6㎎以上が望ましく、一日10㎎の継続摂取で網膜黄斑部の黄斑色素量を増加させると言われています。

ほうれん草約1.3束=ブロッコリー4.2株=ルテイン20㎎と同等と言われています。

一人でほうれん草を2日で三束弱を毎日食べる続ける・・・5日目には泣きます(注:ほうれん草は大好きです。ポパイも大好きです)。

でもサプリメントなら、毎日摂取することができそうです。

ところが、いろいろな種類のサプリメントを日常的に摂取している場合、

結構内容がかぶっていることがあるようです。

ココが要注意ではないでしょうか。

例えば、もともと飲んでいたブルーベリー系サプリに、友達が進めてくれた老眼対策のサプリを追加して飲んでいないか。

緑黄色野菜系の青い飲み汁と一緒に飲んでいないか。

眼に良いとされるサプリメントには、低濃度ルテイン配合のもの、高濃度ルテイン配合のものもあります。このあたりをきちんと把握できているかどうか。

実際は、ドライアイで困っているのに、ルテイン系サプリを摂取していることは無いか。

宣伝文句を聞くと、どれもこれも体に良さそうな気がしてきて、且つ気軽に摂取できるサプリメントですが、その効果が本当に望む効果に合っているのかを検討する必要があるのではないかと思います。

今の時代は、眼に良いというだけではなく、

それぞれの眼の症状と効果を考えたうえで、サプリメントを選ぶ時代になりました。

ドライアイ症状にはドライアイ症状に対して効果が見込まれるサプリ、

緑内障の方にお勧めしたいサプリ、

網膜や水晶体の老化に抗うためのサプリ、

更には、子供さんの近視進行抑制効果が見込まれるサプリなど、

目的に応じてより良いサプリメントを選んでいただきたいと思います。

サプリメントはお薬ではありません。ですから自己判断で追加してしまいがちなものですが、

一度、担当医師にご相談頂くと、その効果に無駄のないサプリメントの選び方、飲み方が判るかも知れません。

さて、皆様、そのサプリメントは、眼の何に良いサプリメントですか?

 

ところで、今年のサンタさんは、無事に入国できるのでしょうか?

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ご注意ください!オルソK保存ケースについて

オルソケラトロジー用コンタクトレンズのケアにオフテクス社製の

『オーツーセプト』をご使用の皆様、

一般市販品に同封されている【青い蓋のケース】は使ってはいけません!

その他、一般的なHCL用のケースをオルソケラトロジーレンズには使わないでください!

一般的HCLケースでは、オルソケラトロジーレンズのサイズに合いません。

オルソKレンズが変形する可能性があり、さらに変形したレンズは眼障害(眼の表面の傷や矯正過不足・装用時の不快感など)の原因となる可能性があります。

また、オルソケラトロジーレンズ専用ケース以外で保存したことによるレンズの変形・破損においては、レンズ補償外となることがあります。

オルソケラトロジーレンズ専用ケースは、右眼用の蓋の色が紫色です。

オルソケラトロジーレンズは、一般のHCLより大きい直径となっています。

(一般的HCL8.8㎜~9.2㎜が多く、オルソKレンズは10.6㎜前後となります)

下の写真をご覧いただきますと、

普通のHCL用ケース(右・青色)は、レンズを挟むホルダーのスリット(切れ目)が小さく(短く)、

オルソKレンズ用ケースのスリット(左・紫色)は大きい(長い)のがお分かりいただけると思います。

当院でオーツーセプトをご購入いただく場合、一箱ごとに1本、

紫色の蓋のオルソケラトロジーレンズ専用ケースをお渡しいたします。

一か月ごとのケース交換をお願いしています。

それほどに、何よりも清潔と安全な扱いをする事が、安心なオルソK治療に必要だと思っているからです。

オーツーセプトは、市中のドラッグストアやネットでも取り扱いがあるので購入しやすい事、

ポピヨンヨード製剤ゆえに、消毒効果が非常に高い事が選ばれる理由だと思います。

当院でもオルソKユーザー様には、オーツーセプトでのケアをお願いしています。

ただ!一般市販商品をご購入されるにあたり、くれぐれも、梱包されているケースは使えない!

と言う事を忘れないようにお願い致します。

市販品の箱にも梱包のケースはオルソケラトロジーレンズには使えない旨の注意喚起が記載されていると思います。

しつこいようですが、大切なことなのでもう一度繰り返します。

市中のドラッグストアやネットで一般的に市販されているオーツーセプト内に梱包されているHCL用ケースは、【普通のHCL用ケース】であって、オルソケラトロジー用ケースではありません!

オルソケラトロジーレンズには、オルソケラトロジーレンズ専用ケースを使ってください。

※表紙画像は、㈱オフテクス様hpより

宜しくお願い致します。

 

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