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近すぎます

さて、上の写真、さすがに近すぎるのはお分かりいただけるでしょうか?

実は、キッズモデル(スタッフ関係者につき完全に素人)をお願いして、

子供さんの視力検査などの写真を撮っていたのですが(近日HPにて公開・・・されるかな?)、

その撮影中の風景が上の写真です。

近いんです。画面が近い。

大人が黙って何も言わないと、こんなにも近付いていくんですね、子供たちは・・・。

このお二人、視力は普通に良いです。裸眼視力で1.0以上しっかり出ています。

ですので、見えないから仕方なしに近付いているワケではないと思います。

ゲームに夢中になるあまり、小さい画面をより有利に見ようとするあまりに、

姿勢は悪くなり、画面にどんどん近付いていきました。

5分ほどで姿勢はこれです。これで、1時間もゲームをして、それが毎日繰り返されたとしたら・・・そりゃ、近眼にもなりますわ。

そこで、「ぱ~2つ」を合言葉に姿勢を正してもらいました。

さらに、「お背中ピン!」

ようやくきれいな姿勢になりました。

今回は、どんな姿勢になるのかが知りたかったので、あえて小さな画面で遊んでもらいまいたが、

本来なら、大きな画面で距離をもって楽しんでもらいたいので、手持ちゲームはあまりお勧めしていません。

10月から11月は、クリスマスに向けてサンタさんがプレゼントの希望を聞いて回る時期でもあります。

サンタさんにお願いしたいのは、楽しい道具をプレゼントしてくださる際に、

その適切な使い方も一緒にレクチャーして頂きたいと言う事です。

せっかくの素敵で楽しいプレゼントのせいで、目のケガをしたり(先端が尖っているものは気を付けて)

近視が進んだり、内斜視が発症したりしては悲しいです。ゲームも読書も勉強も、姿勢や時間のバランスが大切です。

良い子の皆さんも、寝っ転がってTVやスマホを見たりしないようにお願いします。

 

 

桃太郎電鉄をサンタさんに予約しているのは内緒です。

ORT385

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッズデザイン賞おめでとうございます。

ココ2日ほど、わずかに暑さがマシになったような気がするのは、気のせいでしょうか?

小さい秋が、少しずつ近づいてきていると思い込みたい今日この頃です。

さて、当院でも小児の弱視や斜視の患者さんに

『視力の成長記録ノート』として活用させて頂いている

【みるみる手帳】を企画運営作成している

一般社団法人みるみるプロジェクト様が、 2019年4月から展開している

「子どもの弱視斜視治療の支援連携活動 【みるみるプロジェクト】」

の取り組みに対し、第14回キッズデザイン賞(2020年)を受賞されたそうです。

https://mirumirunet.com/index.html

おめでとうございます!

昨年2019年の「みるみる手帳」そのものでのキッズデザイン大賞を受賞に続いて、2年連続の受賞は嬉しいですね。

非常にカラフルで分かりやすい内容で、斜視や弱視の解説が書かれています。

原因や治療法、訓練についても優しい文章で表現されています。

それだけではなく、近視や遠視などの屈折異常についてもしっかりと説明がなされていて、

我々も、みるみる手帳の内容を使って、患者さんやご家族さんに説明することも多いです。

乳幼児の体の成長に関しては、母子手帳を見るとある程度の経緯が判るようになっていますが、

目についての記載は、記載する場所もないものがほとんどです。

しかし、眼科で治療を受けている乳幼児にとって、体の成長記録と同じぐらい、目の成長記録、治療記録は大切なものだと思います。

目の母子健康手帳として、この『みるみる手帳』を活用したいと思っているのが、当院での採用の経緯です。

大人になった時に、子供の頃に眼科でどんな治療をしていたのかがわかるようにしたいと思います。

今年は、弱視治療の味方としてのプロジェクト活動そのものが認められたとのこと。

いつもありがとうございます。

これからも、みるみる手帳、活用させて頂きます。

 

ORT385