ハードコンタクトレンズの必要性

昨日はサンコンタクトレンズ主催のコンタクトレンズ技術フォーラムに参加させて頂きました。

主にハードコンタクトレンズの基礎についてスタッフと共に学ぶフォーラムでしたがレンズケアについての基礎と最新情報、患者様の満足度を高める処方の仕方、またサンコンタクトレズ独自のデザインであるからこそできるレンズの修正方法の秘訣を東原尚代先生のご講演で沢山学んできました😌

皆さんハードコンタクトレンズって今の時代なかなか希望することが少なくなってきましたね。

その理由は素材がソフトより硬くて異物感が強いからという事だと思います。

でもハードコンタクトレンズが今でもあるのはそれはハードコンタクトレンズでないと見えない人ソフトだと乾いて不快感が強い人がいるからです。

ハードコンタクトレンズは角膜の乱視をすっきり矯正できる最良の矯正方法です。

そもそも昔は使い捨てコンタクトレンズなんてなかったしほとんどの人がハードコンタクトレンズを装用していました。

今でも私ぐらいの年代のおばさま(なぜかおじ様は少ないと感じるのは私だけ?)はハードが慣れているからと何十年もされている方おられます。

とにかく角膜乱視の方ならソフトよりよく見える。寿命が長い、水道でも洗える、ソフトのような長時間の消毒が不要、眼が乾きにくい。などメリットが沢山あります。

特に円錐角膜の患者様、外傷後の不正乱視の方においてはハードコンタクトレンズが治療にもなりハードコンタクトレンズでないと見えないという煩わしい生活と闘っておられます。

この円錐角膜のコンタクトを合わせるときに中等度以上であるといろいろ工夫が必要でだれでも上手に合わせられません。

そのテクニックも昨日沢山学ばせていただきました❣

円錐角膜は思春期に発症する角膜が突出して高度の乱視を進行させる病気ですが早期に発見してハードコンタクトレンズを装用することで進行を予防できます。

初期の間はまだ視力があり大人になってから見つけることも少なくありませんが進行すると角膜が混濁して角膜移植が必要になるケースもあります。

早期の発見が重要なので視力不良の原因をまずは眼科でチェックしましょう‼

院長   大内景子