大内眼科は白内障手術・多焦点眼内レンズで多数の実績を保有しています

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子供の近視進行を抑える

老眼矯正白内障手術のお話しは、これまでに何度かしてきましたが、http://www.ouchi-ganka.com/blog/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C/%E5%87%BA%E6%BC%94%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%81%8C%E3%80%81%E7%84%A1%E4%BA%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/今回は子供の近眼の話です。

 

先日の臨床眼科学会の夜、次世代白内障術者の小さな研究会に出席しました。

大きな学会では,様々に異なる専門分野の人が,全国から一カ所に集まり、異業種交流が出来るのも魅力ですが、夜には、同じ専門性を持つものだけで集まって、より深く突っ込んだ討論をする、会食を兼ねた研究会も沢山開催されます。

 

その中で拝聴できた、子供の近視進行抑制の大きなヒントになる可能性がある研究:慶應義塾大学 鳥居秀成先生のお話しが大変興味深いものでした。

 

皆さんは、近視の予防、と聞くと,どんなことを思い浮かべますか?暗いところで本を読まない,本を顔に近づけて読まない、近くを見た後は,遠くを見せて眼を休ませる、或いは、サプリメント?それとも、遺伝だから仕方が無い?どれも可能性はありますね。

 

色々な可能性がある中、そのお話で取り上げられていたことは、屋外活動との関係です。最近少し注目されているこの話題、ご存じでしょうか?「お外で沢山遊んでいる子供の方が近眼になりにくい」と言うことなんです。「そりゃ、家でゲームやスマホで遊んでいるより健康的だよね」と,なんとなくイメージはし易いと思いますが、その理由を科学されたのが、先程の鳥居先生。「親が近眼だから諦めよう」は、ちょっと早い!何とか抵抗できるかも知れません。

 

実際、海外の研究では1日2時間以上、屋外で過ごす子どもは近視の割合が低いと言うデータは出ていますが、同大学グループの調査では、1995年の日本の子供達の屋外活動時間は,一日平均37分で、近視が少なかった1955年は1日2時間以上だったそうなのです。

 

じゃあ、なぜ,外で沢山遊ぶと近視になりにくいか?ここに食い込んだのが鳥居先生。太陽光には、屋内照明光には含まれない、ある波長の光「バイオレット光(紫外線に近い波長360~400nmの可視光)」が含まれていて、これが、近視の進行(=眼球の奥行きの伸展)を抑えてくれる可能性のあることが、先の研究で分かったのです。

 

この研究には,大変な苦労と時間が掛かっていて、はじめにヒヨコを使って実験をするのですが、折しも鳥インフルエンザが話題だった時期、ヒヨコの入手から困難だったこと、実験場所も大学から往復2時間近くかかる場所であったこと、ヒヨコを用いた実験では再現性のあるデータを得られるようになるまでには相当な時間と人手と費用がかかったこと、など色々大変だったようです。

 

そして、実際の14-15才前後の日本人の子供でも、バイオレット光を透過し易いコンタクトレンズを使う子供と、透過しにくいコンタクトレンズを使う子供では、やはり眼球の奥行きの伸び方(近視の進行)が違っていたことも分かりました。

 

 文部科学省によると、裸眼視力1.0未満の小学生は約3割、中学生は約5割。これは、西洋諸国と比べると、高い数字です。

「子供が近眼にならないためには」「子供の近視進行を何とか抑えたい」こう望む親御様達は多いと思います。なかなか、決定打はありませんが、先ずは、簡単に出来てリスクの無い方法:お外で沢山遊ばせる、から実行してみては如何でしょうか。

テレビ取材を受ける

昨日、多焦点眼内レンズの普及に関する、テレビ取材を受けました。詳しい内容は、913日のオンエアのあと、ご紹介することとして、今日は、この様なテレビ映像の制作現場を少しお話ししたいと思います。今回は「医者の舞台裏」ではなく「テレビの舞台裏」です。



さて、色んな場所で情報の質が問われる昨今、特に医療に関する情報を流すときは、メディアも、表現の細かい部分まで、非常に慎重に検討されます。同じテレビの世界でも、医療情報では無く、事件や時事ネタとして医療現場での出来事を流す、いわゆるワイドショー的な番組では、時に視聴率第一主義と思われる、我々が首をかしげたくなるような内容を、刺激的な表現で流されますが、それらとは両極端で、興味深く思われました。恐らく、制作主任の立場や、性格 (慎重で良心的な人、イケイケ・ドンドンの人、等々)が大きく関係していると思います。

まず、今回話題にする内容について、基本的な事柄を、医師である私から、スタッフの方に向けて、説明をします。事前に打ち合わせにいらっしゃった時にもアウトラインをご説明し、メールのやりとりもしているのですが、現場のディレクターや、インタビューをして下さるレポーターの方とは、収録日が初対面ですので、もう一度、日頃講演で使っているスライドなどを用いてご説明した上で、いよいよインタビューと撮影に入ります。



途中、表現や言葉の使い回しで気になる点があったときは、一旦止めて、再度確認をしてから、続きの撮影をするのですが、この時、映像の連続性を維持するために、「止める前の手の位置はどうだったっけ?」「眼の模型、どちらの手に持ってましたっけ?」など、前の映像を見て、同じ形からスタートしなければいけません。

また、インタビュー映像でよく見られる、レポーターさんの頷く姿がアップになるシーンなどは、実は、別に撮影しているのです。一度、通しでインタビューを撮った後、今度は、レポーターさんだけにカメラを向けて、いろんな内容を想定した「うなずき」のシーンを撮影。これらと、さらに説明の図や写真を間に挟む切り貼り作業(いわゆる編集作業)を、局に戻ったスタッフさん達が大慌てで進めてゆく、という事のようです。

 

さて、この様にして出来上がる、番組の一場面。ほんの10分ほどのシーンに、セッティングなど含め、約2時間のお仕事になります。皆様、お疲れ様でした。

放映は、913日の予定です。詳しい時間帯が決まれば、またご報告しますが、その日に、大事件や芸能人の大スキャンダルが起らないことをお祈りしましょう。

術者が手術を受けてみた。

日頃は、手術を執刀してばかりの私ですが、実は一昨年、手術を2度受けました。

半月板損傷と右肘関節内滑膜肥厚、いずれも、趣味のテニスと下手なゴルフが原因の膝、肘の故障です。

手術患者になって一番に望んだことは、やはり「綺麗に治して欲しい」ということと、ダウンタイムの短さ、つまり早期の復帰でした。特に,私のように仕事を持っている社会的な生産性を持つものとしては,切実な問題です。そして、このことは、我々、白内障屈折手術の世界では、ずっと前から唄われている概念で、今も益々加速しています。改めて、当たり前のようにそれを追求している自分たちの仕事が、医学の中でも、とっても貴重である事を実感した次第でした。

 一方、自分の受けた二度の手術も、術後2日で退院し、その日から自分で車の運転もして、日常生活には直ぐに復帰できましたし、仕事も、外来診療は3日目から、手術は5日目から可能でした。


写真上は、膝手術翌日の退院時、像のように脚が浮腫んでいますが、ひと月も経てば、下のように、元通りで、ふた月後には、スポーツも再開できました。


 

小切開低侵襲を目指してきた関節鏡手術の技術に感謝。これも、我々の白内障手術同様、整形外科医・研究者の方々、関連産業の努力と工夫の積み重ねのお陰です。そして、そこには、過去のデータと闊達な討論が不可欠だったことを忘れてはいけません。

ところが昨今、医学、特に臨床研究の場では、様々な縛りが増え、かつてのようなスピード感を持った研究が進め難くなっています。

 

しかし、いつの時代も病気は待ってくれません。
私が受けた、膝、肘の小切開・関節鏡手術も、過去の精力的な臨床研究があったからこそ、可能になったわけですから、もしその時、色んな人が責任逃れのために沢山のルールを作って、その研究を遅らせていたら、私は患者として許せなかったでしょう。

研究や進歩は自分達のためではない、未来のためのものです。

 

だから私は、自分の手術ビデオ、臨床データ、切除切片など、後進と教育の為なら、私に断り無く有益に使って頂きたい。なぜなら、自分は医学の進歩の恩恵を受けたのに、自分は未来の患者さんのためにはなりたく無いなんて、私には考えられないから。

 

人類と病との戦いくらいは、性善説で人類一丸となって進めたい。
これは、医師:大内としての理解ではなく、患者:大内としての祈りです。

出身校と所属医局

私は現在、京都府立医大の客員講師を拝命し、職歴も、同大学の関連施設を歴任してきましたが、私の出身校は、東京慈恵会医科大学です。今日は、その大学の眼科学教室 新教授の就任祝賀会にお招き頂きました。この教授は、学生時代のテニス部の先輩でもあります。



さて、多くの医師は、自身の卒業した大学の附属病院に入職し、その大学病院の医局員として診療、研究生活をスタートします。その後は、そのまま、大学病院でスタッフとして、或いは関連病院で仕事をしますが、私のように、自身の卒業大学とは違う大学病院に入職するケースも珍しくありません。

 

 理由は様々で、自分の目指す専門領域に強い大学が別にある、親の病院を継ぐために卒後は地元に戻る、また、残念なケースとしては、自身の大学が好きではなかった、或いは元々生活するつもりの無い地域の大学に入学していた、など多岐にわたります。

 私の場合は、入学時は当然、そのまま母校の附属病院で仕事をするつもりでいたのですが、折しもバブル経済の時代で、東京の住宅事情が悪化しすぎたため、仕方なく (と言っては、叱られそうですが)、京都に戻り、地元の大学病院に入職した、と言うのが、当初の理由でした。

 

 出身校にそのまま残るメリットとしては、慣れた環境で、学生時代の同僚や、先輩、後輩との繋がりの濃い中で仕事が出来る、と言うのが一番でしょう。

一方、出身大学以外の大学病院で仕事をするメリットの一つ目は、大学によって異なる文化、価値観に触れられ、自分で良いと思うものを取捨選択しながら自分の仕事のスタイルを作れること、そして二つ目は、全国学会などの「他流試合」に出たときに、所属医局以外に、もう一つの仲間が助けてくれることです。
一つ目の恩恵として、私の場合は、角膜分野で世界的な業績http://www.ouchi-ganka.com/blog/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/%E8%A7%92%E8%86%9C%E7%96%BE%E6%82%A3%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E3%80%81%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%B8%8C%E6%9C%9B/を上げた京都府立医大の研究マインドに刺激を受けられた一方、京都の大学と、東京のど真ん中に位置する大学とは、一緒に過ごした友人、働いている人達の価値観、街全体の文化は大きく異なり、学生時代の6年間をここで過ごしたことは、その後の私の診療スタイルに大きく影響していると思います。

 

しかし私の場合は、それ以上に、二つ目の恩恵を極めて大きく受けられた珍しいケースで、京都で初めての白内障手術専門医として歩き始めようとしたとき、偶然、母校、東京慈恵医大がその分野で先駆的な大学でしたので、同窓生の私には、医局の垣根を越えてあらゆる指導を下さいました。そして、今も、その大学医局の先生方と協力し合って仕事の出来ることが、この分野で先端技術を取り入れられている大きな理由ですので、大変幸せだと、この学風には感謝しています。

満場一致で、受動喫煙0%

今日は、眼科診療とは、少し離れますが、健康のための大切な話題です。

昨日、厚生労働省のがん対策推進協議会(会長:門田守人)の会議で、協議会としては、受動喫煙防止の数値目標を2020年までにあらゆる場で「0%」にすることが満場一致で決まりました。

 当然です。これは、医師全員が意見の一致する、珍しい問題です。眼科領域でも、実は喫煙が、先進国の失明原因ランクの上位に急上昇している、加齢黄斑変性症のリスクファクターであることは常識です。その他、網膜の血管が詰まって視力を失う、幾つかの網膜疾患の発症にも、深く関与しています。


一昨日、厚生労働省が、「飲食店での受動喫煙ゼロ」の新目標を撤回するとの、誤った方針を固めたことが報道され、驚きましたが、今日の報告は、我々医療人として、大変、心強いニュースでした。

 

そして、この機会に、医療者を代表して厚生労働大臣に一言。

自民党の族議員の横やりに腰砕けになった塩崎君、しっかりしなさい。世の中の動向、科学・医学の根拠をよく見なさい。お金や地位の誘惑に負けるようでは、君の未来はないことを覚悟するべきです。

角膜疾患患者さんに、新しい希望

私が、客員講師を拝命しています、京都府立医大の眼科の話題です。今朝の京都新聞やNHKニュースで御覧になった方もいるかも知れません。

 

京都府立医大には、私の専門とする、白内障のグループは無いのですが、角膜グループが、素晴らしいお仕事をされました。

 

角膜は黒目の表面、光が最初に通る所です。光が通るところなので、当然、透明でないといけないのですが、その為には、その内張をしている角膜内皮細胞が充分な数と機能を持っていなければなりません。しかし、そんな大切な細胞なのに、この細胞、生まれたときから減る一方で、増えることはないのです。

 

ですから、怪我や病気で、この細胞が沢山失われると、黒目は濁ってしまい、透明に戻ることはありません。

 

先程、「角膜内皮細胞は、増えることはない」と書いたのですが、その細胞を、実験室で増やすことに成功したのが、京都府立医大角膜グループです。

そして、実験室で増やした細胞を、内皮不足で角膜が濁ってしまった眼に戻し、角膜を透明に戻そうという治療が、研究レベルでは無く、今度は治験に入ったのです。

 

臨床研究、治験、保険診療といった、制度上の話は、ここでは割愛しますが、とにかく、角膜の病気で悩む多くの患者さんに福音がもたらされる段階に、一歩近づいた、と理解して下さい。

大島先生

本日(328日)夜のテレビ番組「あなたのからだの悩みに名医が答えます!最新治療法を総力取材!」に 僕の友人:おおしま眼科クリニック・大島佑介先生が出演されました。

 

生理的な飛蚊症と 悪い飛蚊症の自覚の違いをアドバイスし、

侵襲の少ない日帰り網膜剥離手術を紹介されました。

悪い飛蚊症は

・数や形がどんどん変わる

・明るいところだけでなく暗いところでも見えてくる

などです。

 

そうは言われても、中々難しいかも知れませんが、症状に変化があれば、「何かおかしい」と思えば、眼科検査を受けるとをお勧めします。そして、不幸にも、網膜関係の手術を必要とする状況でしたら、白内障を専門とする当院から、おおしま眼科「大島祐介」先生をはじめ、優れた、網膜専門医にご紹介いたします。

情報交換会

我々医師は、出身大学や初期教育を受けた大学病院、勤務した施設により、同じ専門分野でも様々に異なる技術やコツを持っています。

ここに楽しそうに写っている6人も、以前、テレビで解説されてた大島先生はじめ、みな学会の第一線で活躍している眼科手術医達。

この日は、大学に勤務する一人が准教授に就任したお祝いで集まりましたが、時間が経つにつれ、新しい手術技術に関する情報交換の場に変わってゆきます。

お互いに仕事の姿勢に敬意を持てる仲間がいる、と言う事も、手術医としての成長に欠かせない、大切なものだと思っています。

札幌のラーメン

恒例、札幌講演の前の、これまた恒例ラーメン行脚で、今年は平岸のMen Eijiと、菊水のカリフォルニアに訪麺しました。
驚いたのは、カリフォルニアの新店とは思えない完成度の高さ!
透度の高い魚介系の出汁と、かえし(醤油だれ)のバランスが秀逸で、
しかも、低加水の麺がしっかりと吸収して持ち上げてくれるので、
すすった瞬間に、スープの味と香りが完璧に入ってくる。
今回も、3時からの講演前に頂いたので、北海道大学の先生には、「大内先生って、いつも出汁の匂いするなぁ」と思われてるかも知れません。

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