大内眼科は白内障手術・多焦点眼内レンズで多数の実績を保有しています

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2017年10月の記事一覧

多焦点眼内レンズの情報サイトが立ち上がりました

私が理事を務めます「日本白内障屈折手術学会」では、現在、一般の方向けwebページの制作を進めています。私も、その委員を担当していますが、この度、多焦点眼内レンズに関するページが完成し、アップされました。http://jscrs-multifocal.org/

 

これまでの白内障手術は、単焦点眼内レンズを使った手術が主流でしたので、手術後は、遠くか近くか、どちらかには眼鏡をかけなければいけないケースが殆どでした。けれど、遠くにも近くにもピントの合う、多焦点眼内レンズが登場し、既に10年以上が経過しています。この、多焦点眼内レンズを使った白内障手術、まだ、多くの患者さんに充分に周知されているとは言えない状況です。私も、テレビ取材などにご協力させて戴き、その啓蒙に努めていますが、http://www.ouchi-ganka.com/blog/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C/%E5%87%BA%E6%BC%94%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%81%8C%E3%80%81%E7%84%A1%E4%BA%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

白内障手術の専門家の集団「日本白内障屈折手術学会:通称JSCRS」では、一般の患者様向けに、webサイトを作りました。

 私たち専門家でアイデアを出し合って、充分に吟味して作ったもので、間違いのない、安心した情報源として、自信を持ってお勧めが出来ます。非常に分かりやすく、また豊富な情報が提供されていますので、特に、白内障手術をお考えの方は、是非御覧になってから、手術をお決めになることをお勧めします。非常に良い内容になっています。

子供の近視進行を抑える

老眼矯正白内障手術のお話しは、これまでに何度かしてきましたが、http://www.ouchi-ganka.com/blog/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C/%E5%87%BA%E6%BC%94%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%81%8C%E3%80%81%E7%84%A1%E4%BA%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/今回は子供の近眼の話です。

 

先日の臨床眼科学会の夜、次世代白内障術者の小さな研究会に出席しました。

大きな学会では,様々に異なる専門分野の人が,全国から一カ所に集まり、異業種交流が出来るのも魅力ですが、夜には、同じ専門性を持つものだけで集まって、より深く突っ込んだ討論をする、会食を兼ねた研究会も沢山開催されます。

 

その中で拝聴できた、子供の近視進行抑制の大きなヒントになる可能性がある研究:慶應義塾大学 鳥居秀成先生のお話しが大変興味深いものでした。

 

皆さんは、近視の予防、と聞くと,どんなことを思い浮かべますか?暗いところで本を読まない,本を顔に近づけて読まない、近くを見た後は,遠くを見せて眼を休ませる、或いは、サプリメント?それとも、遺伝だから仕方が無い?どれも可能性はありますね。

 

色々な可能性がある中、そのお話で取り上げられていたことは、屋外活動との関係です。最近少し注目されているこの話題、ご存じでしょうか?「お外で沢山遊んでいる子供の方が近眼になりにくい」と言うことなんです。「そりゃ、家でゲームやスマホで遊んでいるより健康的だよね」と,なんとなくイメージはし易いと思いますが、その理由を科学されたのが、先程の鳥居先生。「親が近眼だから諦めよう」は、ちょっと早い!何とか抵抗できるかも知れません。

 

実際、海外の研究では1日2時間以上、屋外で過ごす子どもは近視の割合が低いと言うデータは出ていますが、同大学グループの調査では、1995年の日本の子供達の屋外活動時間は,一日平均37分で、近視が少なかった1955年は1日2時間以上だったそうなのです。

 

じゃあ、なぜ,外で沢山遊ぶと近視になりにくいか?ここに食い込んだのが鳥居先生。太陽光には、屋内照明光には含まれない、ある波長の光「バイオレット光(紫外線に近い波長360~400nmの可視光)」が含まれていて、これが、近視の進行(=眼球の奥行きの伸展)を抑えてくれる可能性のあることが、先の研究で分かったのです。

 

この研究には,大変な苦労と時間が掛かっていて、はじめにヒヨコを使って実験をするのですが、折しも鳥インフルエンザが話題だった時期、ヒヨコの入手から困難だったこと、実験場所も大学から往復2時間近くかかる場所であったこと、ヒヨコを用いた実験では再現性のあるデータを得られるようになるまでには相当な時間と人手と費用がかかったこと、など色々大変だったようです。

 

そして、実際の14-15才前後の日本人の子供でも、バイオレット光を透過し易いコンタクトレンズを使う子供と、透過しにくいコンタクトレンズを使う子供では、やはり眼球の奥行きの伸び方(近視の進行)が違っていたことも分かりました。

 

 文部科学省によると、裸眼視力1.0未満の小学生は約3割、中学生は約5割。これは、西洋諸国と比べると、高い数字です。

「子供が近眼にならないためには」「子供の近視進行を何とか抑えたい」こう望む親御様達は多いと思います。なかなか、決定打はありませんが、先ずは、簡単に出来てリスクの無い方法:お外で沢山遊ばせる、から実行してみては如何でしょうか。

出演番組が、無事オンエアされました

先日取材を受けた内容が、先月、オンエアされました。
放映映像はこちら→http://www.ouchi-ganka.com/publication.html

私がお話ししたこと、伝えたかったことは、ほぼ編集されること無く、そのまま正しく流して頂けたことに、安堵と感謝を、先ずは伝えたいと思います。

 

オンエア映像は、当HPで御覧頂けます。(「ホーム」のお知らせ、2017.10.04の横の「放送内容」または、上部メニューの、「論文・著書・学会発表・メディア」→メディアの一番上の「放送内容」をクリックして下さい)。

収録中の裏話はこちら→ http://www.ouchi-ganka.com/blog/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E5%8F%96%E6%9D%90%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%82%8B/


ところで、最初に書きましたように、「編集されること無く、そのまま正しく」と言う点ですが、これを皆さんは、「そんなの、当たり前じゃん」と思われてはいないでしょうか。

実は、それが違っていて、特に東京を基盤とする映像メディアや雑誌媒体(つまり、全国放送や週刊誌)では、得られた素材を上手く切り貼りして、「数字の取れるもの」に様変わりしてゆきます。勿論、嘘偽りの有る内容にはなりませんが、強調する部分が恣意的に変えられているなどは珍しくなく、取材を受けている私の医師の友人も、多く経験しています。

 

 さて、私の出演した番組に話を戻しますと、テレビの取材を受けるのも、3回目となると慣れてきますので、比較的分かりやすくお話し出来ていたかと思います。私がテレビから取材を受ける事は、白内障手術、特に多焦点眼内レンズに関する情報提供が殆どですので、毎回お話しする内容は、ほぼ変わらないのですが、ロケ班のディレクターによってカメラワークが違っていたり、更にもっと違うのは、局に持ち帰った後の編集作業で、その時のスタッフのセンスや感性が、番組の味付けになって表れているのを、大変興味深く拝見しました。

 

あらゆる職業に当てはまると思いますが、同じ仕事のようでも、それぞれ、技術や力を付けてゆくに従って、自分の色を出せるようになってゆきますが、今回来て下さったKBSさんは、数字よりも、真実を脚色すること無くお伝えする、という、メディアの基本精神を見失なっていない、真面目で純粋なお仕事ぶり、改めて敬意を示したいと思います。ありがとうございました。

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